KDDIは3月1日、「新社会人の不安と起床に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2018年2月17~18日、有効回答は2018年に社会人になる新社会人400人、社会人経験が10年以上のベテラン社会人400人。

新社会人の7割弱が「早起きに不安」

新社会人になるにあたり不安なこと(不安だったこと)を、新社会人・ベテラン社会人それぞれに聞くと、いずれも「仕事について行けるか」「職場での人間関係」「自分のやりたい仕事ができるかどうか」がトップ3となった。

ただし、全体的に新社会人の方がベテラン社会人に比べて不安なことが多い傾向がみられた。特に「残業時間」(新社会人66.5%、ベテラン37.5%)、「飲み会などの参加」(同58.5%、同29.8%)では新社会人の方が約30ポイント高くなっていた。

「毎朝しっかり早く起きられるかどうか」を不安に思うと答えた新社会人は66.5%で、「残業時間について」(66.5%)、「飲み会などの参加」(58.5%)、「パワハラやセクハラの問題」(45.8%) などと同等かそれ以上に不安視していることがわかった。

  • 社会人になるにあたり、不安なこと・心配なこと(出典:KDDI Webサイト)

「早起きが得意かどうか」について質問したところ、新社会人で「得意」と回答した人は43.0%、ベテラン社会人では58.8%だった。

  • 早起きが得意かどうか

一方、朝しっかりと起きるために何か特別な対策や努力を行っている新社会人は20%にとどまることが判明。

  • 早起きの対策

また「寝坊しないように入社前の3月頃には早く起きる練習が必要」と答えた新社会人は67.3%で、このうち「朝起きるのが不安」と回答した新社会人ベースでは80.8%が「必要」と考えていた。

  • 早起きの練習

「仕事ができる人ほど朝も規則正しく起きて出社していると思う」と答えたベテラン社会人は57.3%。さらにベテラン社会人の83.3%が「新人の印象は最初が肝心だと思う」、74.5%が「最初についた新人のイメージは覆すのがなかなか大変だと思う」と回答した。

  • 仕事と早起きの相関性

母親にされたことのある「起こし方」については「お願いした時間よりちょっと早く声をかけてくる」(56.9%)、「布団をはぎとられる」(40.4%)、「大声でどなってくる」(29.8%)、「嘘の時間を教えて焦らせてくる」(23.1%)などがあげられた。

  • 母親にされたことのある「起こし方」

自由回答での少数意見の中には「布団に入ってきた」「スマホに電話してくる」「アニメキャラクターの真似をして起こしてくる」「『窓を開ければ~』と古臭い歌を歌いながらカーテンや窓を全開に開けて起こしてくる」「ご飯ができていないのにご飯だと起こす」「掃除機をかけながら部屋に入ってくる」などがあった。