テスティーは2月28日、ミレニアル世代と言われる20代を対象とした「貯金と資産運用」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2018年2月5~7日、有効回答は20代の個人2,905人。
貯金額、「10万円未満」が最多
貯金率を調べたところ、「貯金をしている」と答えた割合は20代男性61.0%、20代女性62.9%。貯金額については、「10万円未満」が最も多く(20代男性31.9%、20代女性29.0%)、次いで「10万~50万円未満」(同27.8%、同25.5%)と続いたほか、「300万円以上」という人も1割以上(同11.5%、同11.8%)いた。
資産運用の状況を尋ねると、「資産運用をしていない」との回答は20代男性52.8%、20代女性49.8%とともに過半数を占めた。一方、「資産運用をしている」人は20代男性15.7%、20代女性8.4%にとどまった。また「資産運用がわからない」と答えた人は20代男性31.5%、20代女性41.8%となり、多くの20代にとって資産運用はなじみが薄いことがわかった。
資産運用をしようと思ったきっかけを聞くと、収入や小遣いを増やしたいという回答に加え、「将来(老後)が不安だから」といった声も多くみられた。また普通預金の金利が低下し、ほとんど利子がつかないことも動機になっていたという。
資産運用の方法は、男女ともに1位「株式」(20代男性45.7%、20代女性37.2%)、2位「投資信託」(同31.1%、同29.5%)との順に。3位は男性が「仮想通貨」(22.6%)、女性が「積み立て(銀行、郵便局)」(18.6%)となった。