リスクモンスターは2月28日、第5回「仕事・会社に対する満足度」調査の結果を発表した。調査期間は2017年10月27~29、有効回答は20~49歳の個人600人。
3人に1人が「勤務先はブラック企業」
「仕事・会社に対する勤続意欲」を尋ねたところ、「今後も勤め続けたい」と答えた割合は70.8%に上り、「勤め続けたくない」の29.2%を大幅に上回った。
「今後も勤め続けたい」と答えた理由を聞くと、1位「安定した会社だから」(38.6%)、2位「やりがいのある会社だから」(32.5%)、3位「職場の立地や設備がいいから」(27.1%)との順に。
一方、「勤め続けたくない」理由については、1位「給料が低いから」(46.9%)、2位「仕事にやりがいがないから」(32.6%)、3位「将来性が感じられない会社だから」(22.9%)となった。
勤務先に対するブラック企業の意識についてみると、約3人に1人の33.0%が「勤務先はブラック企業だと思う」と回答。またブラック企業の意識と仕事に対する評価の感じ方の関連性を調べたところ、「適正に評価されている」と感じる人の76.5%が「勤務先をホワイト企業だと思っている」のに対し、「適正に評価されていない」と感じる人では半数近い44.8%が「勤務先をブラック企業だと思っている」ことがわかった。
「勤務先がブラック企業だと思う」と答えた人のうち、49.5%が「今後も勤め続けたい」と回答し、ほぼ半数が継続的な勤務を望んでいることが判明。さらに勤続意識と年収の関連性を集計したところ、年収500万円を境に「今後も勤め続けたい」との回答が「勤め続けたくない」を上回る結果となった。