アイロボットジャパンは3月2日、「花粉飛散が多い時期の掃除に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2018年2月16~18日、有効回答は20~50歳の既婚女性600人。
自身または同居家族の花粉症患者の割合を尋ねると、「自分も家族も花粉症」が32.7%、「自分だけが花粉症」が15.3%、「家族が花粉症」が24.2%となり、72.2%の家庭で花粉症患者がいることが明らかになった。
花粉症の予防対策については、1位「マスクや眼鏡の着用」(64.7%)、2位「薬の服用」(39.2%)、3位「外に洗濯ものを干さない」(26.8%)がトップ3にランクイン。一方、床拭き掃除を取り入れている家庭は8.0%にとどまり、花粉が多いシーズンとその他のシーズンでの床掃除の頻度については、76.9%が「特にシーズンによって変更はない」と回答した。
家に持ち込んでしまった花粉の除去対策については、「あまり行っていない」が42.3%、「全く行っていない」が32.4%と、74.4%の家庭で花粉の除去対策を行っていないことがわかった。
同社によると、「一般的に花粉の粒子は比較的大きく、空気中から床に落ちやすいため拭き掃除が効果的と言われている」という。しかし、このことを知っている人は33.3%で、66.2%が「知らない」と回答し、知っていても拭き掃除を取り入れている家庭は7.2%にとどまった。
家事・掃除アドバイザーの藤原千秋氏は「住まいの中の『ホコリ(汚れ)』をいかに効率的に除去していくか、減らしていけるか、というのが具体的に取り組みやすい『花粉対策』のひとつ」とし、「棚や床に堆積している花粉については、なるべく舞わせないように取り除く必要があり、『拭き掃除』というアプローチはそういった意味で確実性が高く、おすすめの掃除方法と言えます」とコメントしている。