西武鉄道は玉川上水車両基地で4日に開催した「拝島ライナーお披露目イベント」にて、サンリオの人気キャラクター「ぐでたま」とのコラボで運行される黄色い30000系「ぐでたまスマイルトレイン」を公開した。「ぐでたま」もイベントに登場した。
「ぐでたま」は「ぐでぐでとやる気のないたまごのキャラクター」ながらTwitterフォロワー数100万人を突破するほどの人気。今年でデビュー5周年を迎えた。一方、「スマイルトレイン」の愛称を持ち、「生みたてのたまごのようなやさしく、やわらかなふくらみ」をイメージしたデザインの西武鉄道30000系は今年で運行開始10周年。「たまごがモチーフ」つながりで両者がコラボし、「スマイルトレイン10th×ぐでたま5th記念キャンペーン ~レールの上にも10年、白身の上にも5年~」を展開するという。
このキャンペーンのフラッグシップイベントとなる「ぐでたまスマイルトレイン」は、30000系1編成(8両編成)を西武鉄道の車両の中でも人気の高い黄色でラッピングし、「ぐでたま」のかわいらしいイラストから西武線沿線をイメージした描き下ろしイラストまで、多彩なデザインを施した。車内も特別仕様となり、卵型の袖仕切りやドア部分のステッカーにも「ぐでたま」にちなんだ装飾が施されている。
玉川上水車両基地では「拝島ライナーお披露目イベント」の開催に先立ち、「できたてホヤホヤ」という「ぐでたまスマイルトレイン」のお披露目セレモニー(報道関係者向け)が行われた。「ぐでたま」もセレモニーに登場したが、フォトセッションでは目線を変えるたびに「ちょっと疲れるの早いんじゃない?」「ぐでたまから見て右手の皆さんに目線を……それ、左じゃない?」とMCを困らせるほど"やる気のない"キャラクターを発揮。しかし「ぐでたまスマイルトレイン」の仕上がりには満足している様子で、フォトセッションの途中で報道陣に背を向け、車両をじっくり眺める場面もあった。
「拝島ライナーお披露目イベント」では「ぐでたまスマイルトレイン」を休憩用・展示用車両として使用。多くの来場者が「ぐでたま」特別仕様の車内を見学した。会場で「ぐでたまスマイルトレイン運行記念乗車券」が販売されたほか、「ぐでたまステージショー」も午前・午後の2回行われたという。
「ぐでたまスマイルトレイン」は3月5日から運行開始し、池袋線・豊島線・狭山線などで今年12月下旬まで運行される予定となっている。