俳優の高杉真宙が3日、都内で行われた映画『プリンシパル』の初日舞台挨拶に、黒島結菜、小瀧望、川栄李奈、市川知宏、篠原哲雄監督とともに登場した。
同作はいくえみ綾による漫画『プリンシパル』を映画化。アニプレックス配給にて全国公開する。母親の再婚相手とギクシャクし入学した女子校でも馴染めず、実の父親を頼って札幌に引っ越してきた住友糸真(黒島)は、学校で一、二位を争うモテ男子・館林弦(小瀧)と、桜井和央(高杉)に出会う。
タイトルにちなみ、「自分が主役だと思う瞬間」を聞かれた高杉は「僕は、ゲームで無双してる時ですね。それくらいしかないですね」と回答。「バッサバッサと敵を倒してる時ですね。この世界では僕が主役だなと思います」と力強く語った。
撮影に入る前には、原作者のいくえみに電話で話を聞いたという高杉。「小瀧くんと一緒に聞いて」と明かすと、小瀧も「(弦と和央について)黒王子、白王子みたいな言い方をされていたので、それはどういう意味なのか」と質問した内容を補足する。
高杉は「お会いした時には緊張して話せなかったので、電話で色々聞いて。自分が疑問に思ってたことが結構あった」と振り返り、「ドロドロしてたりもしたので、1人のキャラクターを掴むのも大変で、そういう話ができてよかった」と感謝した。
また、糸真に思いを寄せる男子高校生・金沢を演じた市川は「原作と台本を読む限り、ちょっとダサい、情けない、ちょっと気持ち悪い。若干ストーカー気質だし」と苦笑しつつ、「最終的に糸真の背中を押したので、カナやんがいないとこの物語は成立しないんですよ!!」と主張する。「スタッフさんに『3人目の王子登場みたいな感じでいってくれ』と言われたんですけど、難しかったです」と振り返った。