ダイヤモンド社は1月17日、書籍『「ラクして速い」が一番すごい』(1,500円・税別)を発売した。著者は人事・戦略コンサルタント・HR ストラテジー代表・日本人材マネジメント協会(JSHRM)執行役員の松本利明氏。
同書では、人事・経営コンサルタントとして数多くの「できる人」「できない人」を見てきた著者・松本氏の経験をもとに、ズバ抜けて優秀な人が実施している仕事のコツを紹介している。
松本氏によると、一生懸命仕事に取り組んでいるのに、なぜか報われない人がいるという。認められるためには「真面目に、我慢して、一生懸命」ではなく、「ラクで速い方法を選ぶ」ことが大切であるとのこと。
「ラクで速い方法とは、力の抜き所を知るということ」と松本氏。例えば「仕事は緊急度より、成果が出ることを優先する」「スマホはフリック入力より、音声入力のSiriを使う」など、漫然と仕事をせずに、「何がしたいか、何を得たいか」に意識を集中すれば、自然と力の抜き所がわかり仕事のスピードと質が飛躍的にアップするという。
そのほか、「100点を目指すより、60点の出来で突っ込ませる」「1日を8時間ではなく、6時間で考える」「同業ではなく、異業種の成功法則をパクる」といった考え方も紹介している。
松本氏は、外資系大手コンサルティング会社である PwC、マーサー、アクセンチュアを経て、これまでに5万人以上のリストラを行い、6,000人を超える次世代リーダーや幹部の選抜・育成に関与してきた。24年間で、外資系・日系の大企業から中堅企業まで、600社以上の人事改革に携わり、生産性向上を実現させた実績を持つ。