上智大学などを運営する学校法人上智学院とANAホールディングス(ANAHD)は3月2日、「世界をつなぐ」という共通する理念を実現することを目的として、連携協定を締結したことを発表した。2018年度秋学期からはANAグループの役員および社員を講師として上智大学に迎え、ANA総合研究所と上智大学による連携講座「企業経営論(エアライン)」を開設する。
上智学院とANAHDはこれまでも、上智大学アジア人材養成研究センターが展開してきたアンコール・ワット遺跡保存修復活動や、上智大学におけるインターンシップ科目での実習協力、上智大学グリーフケア研究所「グリーフケア人材養成講座」への支援、上智学院職員とANA社員を相互に出向させる人材交流を実現など、さまざまな分野で連携してきた。
これらの活動に加え、2018年度秋学期から連携講座「企業経営論(エアライン)」を開設する。この講座は、ANAHDの有するエアラインビジネスについての知見を詳述することで、航空業界をはじめ、企業で活躍する人材の育成を目指す。
今回の包括的な連携協定の締結により、上智学院とANAHDとの関係を一層強固なものにし、相互の人的・知的資源を活用した産学連携事業を強力に推進するほか、国内はもとより、世界に向けて社会貢献、社会的責務の実行していく。