俳優の安藤政信が主演するフジテレビの単発ドラマ『ストリートワイズ・イン・ワンダーランド―事件の方が放っておかない探偵―』の第2弾が、19日・26日(24:25~25:25 ※関東ローカル)に放送されることが決定。このほど、都内の収録現場で、安藤と池田エライザ、ダンス&ボーカルグループ・超特急の草川拓弥が取材に応じた。
このドラマは、いつも世界の裏側の大事件に巻き込まれてしまう私立探偵・和田(安藤)が、押し寄せてくる事件に対峙していく姿を描くもの。「第61回岸田國士戯曲賞」を受賞した、演劇集団・ヨーロッパ企画代表の上田誠氏が脚本を描きおろしたオリジナルストーリー。
昨年3月に続く放送で、安藤は「前回作った作品が好評でもう1回作れるというのがすごくうれしいです。また、アニメーション監督の湯浅政明さん作品が本当に好きでずっと昔から見ていて、その中で『四畳半神話体系』が本当に好きな作品で、その脚本を書いた上田誠さんと仕事ができるという、そしてその世界観に入れると楽しみにしていたのがこの企画だったので、その続編をできるということで本当にうれしく思っています」と、重ねて喜びを語る。
だが、役づくりについて聞かれると、「結構でたらめに作ってますからね。『コード・ブルー』(フジ)とはだいぶ落差がある(笑)。大の大人がくだらない話を真面目に作って、それをきちっとみんなに見てもらうことは1話からやってます」と謙そん。
また、『コード・ブルー』で共演した山下智久や、『君に捧げるエンブレム』(フジ)で共演した嵐・櫻井翔の"座長"としての振る舞いを見て、そのイメージを持っていたものの、「ビシっとしてきちっと現場とキャストをまとめるっていうのは、申し訳ないけど(自分は)できなかったです(笑)。これからもできない気がします」と苦笑いした。
そんな座長に、今回新キャストとして、過去を変えるために未来から来た謎の女役で参加する池田は「すごい寒かった日の撮影も、安藤さんは全然文句言わないんです。不機嫌になってもいいくらい寒かったんですけど、それは座長としてすごくありがたかったです」と感謝。19日の放送に依頼人役で出演する草川は「雰囲気が素で探偵にいそう。プライベートでもデジタルカメラを持っていて、探偵っていろいろ写真撮ったり調査するから、安藤さんの探偵ぶりはすばらしいと思います」と絶賛した。
取材会中は、報道陣が音声を録音するスマートフォンにお知らせが来ると、思わず反応してタップしてしまうなど、奔放ぶりを見せていた安藤。それでも、見どころを聞かれると「ヨーロッパ企画さんのファンや上田さんの脚本のファンの方々がたくさんいると思いますので、その人たちからブーイングが起こらないように、作品ときちっと向き合ってやっていきたいなと思っています。またこの番組を知らない人にも愛される作品になればいいなと思っています」と、座長としてしっかりアピールしていた。