JR東日本は27日、品川駅の駅改良・新駅開業に向けた工事の一環として、京浜東北線田町~品川間の線路切換工事を6月16日終電後から約10時間にわたり実施すると発表した。これにともない、6月17日午前に大幅な運休や始発駅・終着駅の変更が発生する。
今回の線路切換工事は、京浜東北線南行線(横浜・大船方面行)を東側に移設するもの。品川駅5番線ホームが新たに京浜東北線横浜・大船方面行ホームとなり、現在の京浜東北線南行線(4番線)は使用を停止する。工事終了は6月17日10時40分頃を予定している。
これにともない、京浜東北線は6月17日の初電から10時40分頃まで上野~品川間を運休。大船方面は品川駅と蒲田駅で、大宮方面は上野駅と東十条駅でそれぞれ折返し運転を行う。品川~蒲田間と上野~東十条間は通常の半数程度の運転本数となる。
東海道本線(上野東京ライン)は宇都宮・高崎線直通、常盤線直通ともに6月17日初電から7時40分頃まで東京~品川間を運休し、東京駅と品川駅でそれぞれ折返し運転を行う。
この影響で、特急列車の始発駅・終着駅も変更される。6月17日朝に到着する上り寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」は通常の東京駅終着から品川駅終着に、品川駅始発の特急「ひたち1号」「ときわ51号」は6月17日のみ東京駅始発にそれぞれ変更される。なお、悪天候などやむをえない事情で工事を実施できない場合は7月7~8日に延期する。