ソニーモバイルコミニュケーションズは、スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress 2018で、スマートフォン「Xperia」シリーズのフラッグシップモデル2機種を発表しました。本稿では、「Xperia XZ2」を紹介します。
同時に発表された「Xperia XZ2 Compact」と、上位モデル「Xperia XZ2」との大きな違いは、ディスプレイのサイズです。XZ2は5.7インチ18:9のフルHD+(1,080×2,160ピクセル)ディプレイを搭載(XZ2 Compactは5.0インチ)。HDRにも対応しており、X-reality for mobileによって、SDRの画像もHDRにアップコンバートしてくれます。
実際に持ってみると、縦長ディスプレイのために横幅は72mmと「Xperia XZ」と同じサイズ。5.2インチから5.7インチへとわずかに大きくなっているので、縦長ディスプレイの恩恵を感じられます。
背面は膨らんだ形状で、同様のデザインは2013年の「Xperia UL」あたりを思わせますが、2.5Dの曲面や全体のデザイン、素材のせいか持ってみると想像より印象が異なります。手のひらへのフィット感は高く、持ちやすいデザインです。厚さは11.1mmで、実はXperia ULよりも少し分厚いのですが、そんな感じもしません。
このあたりはデザインでの工夫が生きていると感じました。とはいえ、持ちやすさは人それぞれでしょうから、実際に触ってみた方がいいかもしれません。
ほかには、ダイナミックバイブレーションシステムと呼ばれる、音に合わせてバイブが振動する新たな仕組みも導入されています。自動で音楽を解析して、それに合わせて振動してくれるので、ゲームや映画鑑賞などで活躍してくれそうです。バイブレーションは通常よりも強いので、意外に着信時などのバイブが気付きやすくなるというメリットもありそうです。
ほかには、ワイヤレス充電規格の「Qi」にも対応。充電台に置くだけでチャージできるので、これはありがたい機能追加です。