Lenovoは、Mobile World Congress 2018開催に合わせてスマートフォンの新製品は発表しませんでした。その代わり、ディスプレイが360度開閉するYogaスタイルの2in1ノートパソコンの新モデル「Yoga 730」「Yoga 530」を発表しました。
15.6インチでもスリムな「Yoga 730」
Yoga 730は、2017年に登場した「Yoga 720」の後継にあたるモデルです。ディスプレイサイズの違いで、13.3インチモデルと15.6インチモデルの2種類が用意されます。
従来モデルからの変更点としては、搭載CPUが第8世代Coreプロセッサーのみとなったことや、重量の軽量化といった点が挙げられます。13.3インチモデルと15.6インチモデルともに、最上位モデルでは第8世代Core i7が搭載されます。展示機では、Core i5-8250Uを搭載しているものと、Core i7-8650Uを搭載しているものが確認できました。
本体デザインは従来モデルから大きく変わっていません。アルミニウム製のボディは、フラットかつシンプルなデザインとなっています。サイズは、13.3インチモデルがW306.8×D216.3×H13.9~14.1mm、15.6インチモデルがW360×D249×H16.95~17.15mmとなっています。ディスプレイの上部と左右のベゼル幅が狭められているため、ディスプレイサイズを考えると十分にコンパクトです。重量は、13.3インチモデルが1.12kg、15.6インチモデルが1.89kgです。いずれも100g以上の軽量化となっていて、特に13.3インチモデルでは280gほど軽くなっています。
ディスプレイは、13.3インチモデルと15.6インチモデルともに、4K(3,840×2,160ドット)表示対応のタッチ対応パネルと、フルHD(1,920×1,080ドット)表示対応のタッチ対応パネルが用意されます。4,096段階の筆圧検知に対応する別売のアクティブペン「Lenovo Active Pen 2」に対応する点も合わせて、ディスプレイの仕様は従来モデルと同じ。15.6インチモデルのみ、ディスクリートGPUとしてGeForce GTX 1050を搭載するモデルが用意されます。CPUの内蔵グラフィックス機能よりも優れた3D描画能力が発揮されるので、3Dゲームも快適にプレイできるでしょう。
サウンド機能が充実している点もYogaシリーズの特徴ですが、Yoga 730もJBLブランドの高音質スピーカーを搭載しています。ヘッドホン接続時のみとなりますが、Dolby Atmosにも対応しており、迫力のサラウンドサウンドも楽しめます。
外部ポートは、13.3インチモデルがThunderbolt 3×2ポートとUSB 3.0×1ポート、ヘッドホンジャックを用意。15.6インチモデルでは、Thunderbolt 3×1ポートとUSB 3.0×2ポート、HDMI出力、ヘッドホンジャック、角形の電源コネクタを備えています。
米国での発売時期は2018年4月を予定しており、価格は13.3インチモデルが879ドル(約94,200円)から、15.6インチモデルが899ドル(約94,300円)からとなります。なお、いずれも日本での発売は未定です。