オールアバウトと野村證券は2月27日、「女性の貯金額とライフスタイルに関する比較調査」の結果を発表した。調査期間は2017年12月26日~2018年1月29日、有効回答は25~36歳未満の女性429人。
積立制度の認知度は2倍近くの差
同調査では、25歳以上36歳未満で未婚かつ年収300万円以上500万円未満という共通条件のもと、貯金額が200万円以上の女性を"堅実女子"、貯金額が0円もしくは10万円未満の女性を"ゼロ円女子"と定義し、両者のライフスタイルを比較した。
まず、部屋の整理整頓度合いを尋ねたところ、「整理整頓されている」と答えた割合は、ゼロ円女子は半数未満の43.0%となったのに対し、堅実女子は約1.5倍多い63.3%に上った。
1カ月あたりのATM利用頻度をみると、堅実女子の36.7%が「1回以内(0回+1回)」と回答し、約1割が月に1度も利用していないことが判明。一方、ゼロ円女子では「1回以内」は20.5%にとどまったほか、「4、5回」との回答は堅実女子(10.7%)の倍近い22.0%となった。
衝動買いの頻度では、月に1回以上衝動買いをする堅実女子は50.7%、ゼロ円女子は56.1%だった。
結婚に向けて準備していることを聞くと、堅実女子は約3人に1人にあたる34.0%が「結婚資金の貯金」をしていると回答。それに対してゼロ円女子は堅実女子の半数未満の16.4%となった。
各種積立制度に関する認知度を調べると、NISAの認知度は堅実女子58.6%、ゼロ円女子29.9%など、全般において堅実女子とゼロ円女子では2倍近い差がみられた。
併せて積立制度の利用意向・実施状況をみると、全項目で堅実女子の実施率がゼロ円女子を右上回り、このうち「財形貯蓄」「NISA(つみたてNISA含む)」については堅実女子の3割弱がすでに実施していることがわかった。