母乳が出る仕組みを教えて!
乳房の中にある乳腺という組織で血液中の必要な成分を抽出し、脂肪などを加えることで母乳が作られます。できた母乳は乳管という管に集められ、乳首の先端から出てきます。乳腺に働きかけて母乳を作るために指令を出すのが、プロラクチンというホルモンで、母乳が乳管からよく出やすくするために働くのが、オキシトシンというホルモンです。出産をして胎盤が体外に出るとホルモン環境が激変し、プロラクチンが急増することで母乳を作るスイッチが入ります。また、オキシトシンは授乳することでさらに分泌され、愛情や幸せな感情を呼び起こし、赤ちゃんとの愛着形成も促してくれます。