フランスのスマートフォンメーカー、Wikoは2月26日(現地時間)、Mobile World Congress 2018開催に合わせて会場ブースで発表会を開催し、最新スマートフォンを多数発表しました。中でも目玉となるのが、フロントに高性能カメラを搭載する「View 2」シリーズです。
カメラを取り囲む"ほぼ"全画面ディスプレイ
View 2シリーズには、標準モデルのView 2と、上位モデルのView 2 Proが用意されます。そして、View 2シリーズの最大の特徴となるのが、ディスプレイ上部に搭載されるフロントカメラです。このフロントカメラは、1,600万画素と高精細な撮像素子とF2.0の明るいレンズを採用し、高品質なセルフィー撮影を可能にしています。
そして、もうひとつの特徴となるのがディスプレイです。フロントカメラ下部までで18:9のアスペクト比を確保しつつ、さらにカメラを囲むようにディスプレイが本体上部までせり出しています。これにより、前面のディスプレイ占有率を高めて、より多くの情報を表示できるようになっています。
カメラ左右部分は、基本的には通知領域として利用されることになります。上部に比べて下部はややすき間がありますが、正面のほぼ全体がディスプレイで覆われているような雰囲気となっています。ディスプレイのサイズは6インチで、表示解像度は720×1,528ドットとなります。
デュアルカメラは標準/広角を搭載。価格は2万円台から
ディスプレイやフロントカメラの仕様は、View 2、View 2 Proともに同じですが、リアカメラはView 2が1,300万画素のシングルカメラなのに対して、View 2 Proは1,600万画素のデュアルカメラとなっています。
View 2 Proのデュアルカメラは、標準レンズと広角レンズを採用していて、View 2よりも広範囲を撮影できます。リアカメラのデザインはほぼ同じで、View 2も一見するとデュアルカメラのように見えますが、下側はLEDフラッシュとなっています。View 2 ProではLEDフラッシュがカメラの下側に配置されます。
カメラアプリは、背景ぼかしやビューティーモード、動画撮影時の強力な電子手ブレ補正機能などを搭載しています。そして、背景ぼかしやビューティモードはフロントカメラ、リアカメラどちらでも動作します。
搭載SoCは、View 2がSnapdragon 435、View 2 ProがSnapdragon 450を搭載します。RAMと内蔵ストレージは、View 2が3GB/32GB、View 2 Proが4GB/64GB。その他の仕様は、バッテリー容量が3000mAh、背面に指紋認証センサー搭載、NFC、IEEE 802.11b/g/n/準拠の無線LANなど、ほぼ同等です。
本体サイズは、View 2が72×154.5×8.3mm、View 2 Proが72.6×153×8.3mm。重量はView 2が153g、View 2 Proが164g。欧州での販売価格は、View 2が199ユーロ(約26,000円)、View 2 Proが299ユーロ(約40,000円)を予定しています。