平昌五輪フィギュアスケート男子で2大会連続金メダルを獲得した羽生結弦が26日、都内で行われた日本代表選手団 帰国時記者会見に出席。五輪主将への意欲を聞かれ、返答に困る場面があった。
羽生は、応援の声や祝福の声に感謝するとともに、「またいろんなことに挑戦して、みなさんが幸せになれるような、笑顔になれるような演技をずっとしていきたい」とさらなる挑戦に意欲。
すると、質疑応答で報道陣から「主将というのはどうでしょう?」という質問が飛び、羽生は「えーと、えーと・・・」と苦笑。「そういう意味でチャレンジと言ったわけではなくて、ちょっと振られてどうしていいかわからないんですけど・・・」と返答に困った。
だが、「もし次の五輪で主将を任されたときは、それはそれで光栄だと思います」と言い、「そこに行きつくまでに成績を積んでいないとそういうことは言われないと思うので、まずそういう成績をしっかり残さないといけないなと余計気を引き締められたというか、後ろから火をつけられた感じです」と笑った。
主将は活躍できないというジンクスの話題にもなり、今大会で日本代表選手団の主将を務め、スピードスケート女子500メートルで金、1000メートルで銀を獲得して見事ジンクスを破った小平奈緒は「葛西(紀明)さんがソチ五輪のときに主将で銀メダルを獲得してくださった。主将が(メダルを)獲れるというジンクスに徐々に変わっていけるんじゃないかなと思います」と期待。
葛西も「主将はメダル獲れないといわれましたが、今回主将が2つ獲ってくれたのでジンクスなくなったと思う。次は誰が主将になるかわからないですけど、もっともっとメダル獲ってくれると思います」と期待を込めた。