BS11の新番組説明会が26日、東京・御茶ノ水の同局で行われ、ピエール瀧が4月6日から放送予定の新番組『世界の国境を歩いてみたら…』(毎週金曜 18:59~20:58)のナレーションを担当することが発表された。ピエールがレギュラー番組でナレーターを務めるのは、今回が初となる。
今年、チャンネル番号と同じ開局11周年を迎え、「本番の年」だと語る小野寺徹編成局長。その言葉どおり、放送時間の変更や番組内容リニューアルも含めると、ゴールデンタイムの改編率は95%にも上る。
新番組のひとつ『世界の国境を歩いてみたら…』は国境周辺という特殊な状況下で、懸命に生きる人々が巻き起こす人間ドラマを映し出す。松友大輔編成局長代理は「国境と聞くと紛争などネガティブなイメージが思い浮かびますが、そのイメージを180度転換させたい」と意気込んだ。
番組では個性豊かな"旅人"が実際に各国を訪れ、アメリカとメキシコの国境フェンスを挟んで行われるスポーツイベント、国境を越えることができる絶叫マシンなどが紹介される予定。島国である日本では考えられないような映像が盛りだくさんとなる。
さらに4月からは、俳優の別所哲也が現在パーソナリティを務めている『報道ライブINsideOUT』(毎週月~金曜 20:59~21:49)がリニューアルされ、月~木曜日のメインキャスターにジャーナリストの岩田公雄氏(元読売テレビアナウンサー・報道記者)が決定したことも発表。キャスター変更について、番組の鈴木達郎プロデューサーは、世界情勢の大幅な変化を理由に挙げ、「(俳優との)二足の草鞋を履いてやっていただくのは時間的な面で難しいと考え、ジャーナリズムの世界でご活躍されている方にお願いした」と語った。