JR九州が3月17日から実施する新ダイヤにおいて、福岡都市圏の鹿児島本線の運転体系が見直しとなる。日中時間帯の博多駅から大牟田・荒尾方面の快速が久留米駅・荒木駅発着となる一方、鳥栖~大牟田間で快速運転を行う区間快速が設定される。

  • 3月17日以降、日中時間帯の博多駅から大牟田・荒尾方面への快速列車がなくなり、鳥栖駅・久留米駅などで区間快速または普通列車への乗換えが必要に

鳥栖駅発着の区間快速は下り・上りともに熊本方面へ直通し、八代駅まで運転される。快速運転を行う鳥栖~大牟田間の途中停車駅は久留米駅・荒木駅・羽犬塚駅・筑後船小屋駅・瀬高駅。おもに鳥栖駅・久留米駅で博多方面の快速列車と接続を図る。

下りの区間快速は鳥栖駅10時7分発・11時7分発・11時55分発・12時55分発・13時55分発・14時55分発・15時55分発・18時18分発の8本を設定。これにともない、荒木~大牟田・荒尾間では10~16時台にかけて博多方面からの快速列車が運転されなくなる。上りの区間快速は大牟田駅11時35分発・12時35分発・13時36分発・14時35分発・15時35分発の5本を設定。荒尾・大牟田~荒木間では11~16時台にかけて博多方面の快速列車がなくなり、17時台以降も21時台まで毎時1本程度(20時台の快速は羽犬塚駅始発)の運転となる。

  • 鹿児島本線では現在も熊本地区から鳥栖駅へ普通列車が運転されている

鹿児島本線では福間駅から博多方面および博多~二日市間などで快速運転を行う区間快速も設定。日中時間帯の博多~二日市間で快速運転を行う区間快速は下りが博多駅を11~16時台の毎時2分に発車、上りが二日市駅を10~15時台の毎時53分に発車する。

福間駅から快速運転を行う区間快速は、下りが福間駅を10~16時台の毎時20・40分頃、17時台以降の毎時40分頃(21時台は福間駅21時52分発)に発車、上りが博多駅を10~16時台の毎時3・25分頃、17~20時台の毎時4分頃に発車する。各列車とも小倉方面から福間駅まで各駅に停車。一部列車は福間~久留米間、他の列車は福間~博多間で快速運転を行う。区間快速はその他、小倉~久留米間で快速運転を行う列車なども設定されている。

なお、小倉~博多間では小倉駅を10~16時台に発車する下り、博多駅を10~16時台に発車する上りにおいて、区間快速以外の快速列車は毎時1本の運転に。福岡都市圏の鹿児島本線では、現行の準快速が名称を取りやめるほか、すべての快速列車がスペースワールド駅を通過する。特急「きらめき」「有明」なども減便が予定されている。