ファーウェイは25日(バルセロナ時間)、狭額縁のタッチ対応ディスプレイを搭載した13.9型スリムノートPC「MateBook X Pro」を発表した。
MateBookシリーズは、360度ヒンジの「MateBook X」、着脱式2in1 PC「MateBook E」、エンタメ向けのクラムシェル型モデル「MateBook D」の3種類。今回、新たに薄型クラムシェルタイプのMateBook X Proが加わった。
液晶ディスプレイ面の91%が表示エリアという狭額縁で、画面サイズは13.9型、解像度は3,000×2,000ドット(260PPI)、sRGB色空間を100%カバーする。10点タッチ対応で、表面はコーニングのゴリラガラスで覆う。輝度は450nits、コントラスト比は1,500:1だ。
本体は金属製のユニボディを採用し、サンドブラスト加工が施されている。本体の2カ所から吸気し、CPUファンを通して1カ所から廃棄するという冷却構造を採用した。重量は1.33kg。本体サイズは幅304×奥行き217×厚さ14.6~4.9mm。カラーはスペースグレイとミスティックシルバーの2種類。
CPUには第8世代Intel Core i7-8550U(またはIntel Core i5-8250U)、グラフィックスにはNVIDIA GeForce MX150を搭載する。メモリは8GBまたは16GB、ストレージは256GBまたは512GBのSSD(NVMe・PCIe)。
外部インタフェースは、USB 3.0 Type-A、USB Type-C、Thunderbolt 3対応のUSB Type-C、3.5mmステレオヘッドセットジャック。サウンド面では、4スピーカーとサブウーファーを備え、Dolby Atmos対応だ。
バッテリ駆動時間も長く、動画再生で12時間、オフィスワークで14時間、Webブラウズで15時間とされている。ACアダプタはUSB PD対応の65W出力で、20V/3.25A、15V/3A、12V/2A、9V/2A、5V/2Aという出力をサポート。
特徴的なのは、内蔵するWebカメラの位置。一般的なノートPCでは画面上部だが、MateBook X Proではキーボード面の中央、ヒンジ寄りの位置にカメラがある。使うときにカメラが出現し、使わないときはキーの下に格納するというギミックで、プライバシーの保護にも有効だとしている。
HUAWEI Shareという新しい通信機能を搭載した。同じくHUAWEI Share対応のデバイス同士でワイヤレス通信すると、最大20Mbpsで写真や動画をやりとりできるという。そのほか、防滴キーボード、指紋センサー付き電源ボタン、1.9秒でスリープ復帰といった特徴を持つ。
2018年の第2四半期に発売される予定で、発表時の情報ではファーストローンチ地域に日本は含まれていないようだ。価格は以下の通り。
※2018年2月28日追記:
MWC 2018での取材後、ファーストローンチ地域に日本も含まれることが明らかになりました。
- Core i5・8GBメモリ・256GB SSD : 1,499ユーロ
- Core i7・8GBメモリ・512GB SSD : 1,699ユーロ
- Core i7・16GBメモリ・512GB SSD : 1,899ユーロ
なお、スペインのバルセロナで開催のMWC 2018に合わせて、ファーウェイは発表会を行っており、MateBook X Proの実機を含め追って詳細をお伝えする。