不二製油グループ本社はこのほど、「食への意識に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は2017年11月10日~11日、1950年代~1999年生まれの日本人男女1,030名対象にインターネットで実施したもの。

  • たん白質を摂取するために積極的に摂(と)ろうとしている食品

    たん白質を摂取するために積極的に摂(と)ろうとしている食品

たん白質を摂取するために積極的に摂(と)ろうとしている食品は何か尋ねたところ、78.3%が「大豆製品」と回答した。次いで「乳製品」(56.0%)、「肉類」(53.6%)となっている。

植物性食中心のライフスタイルに興味があるか聞くと、34.0%が「興味がある」または「どちらかというと興味がある」と答えた。およそ3人に1人が植物性中心のライフスタイルに興味を持っていることがわかった。直近5年間で食に期待するようになったことでは「健康」(50.3%)が最も多く、「味(おいしさ)」や「安全性」を上回った。

実践している食生活について尋ねると、62.4%が「焼き肉では、サラダから食べるようにしている」、56.2%が「野菜のおかずが多いお弁当を選ぶようにしている」と回答した。「サラダだけで食事を完結する時がある」(14.6%)、「週に1回以上肉や卵などを食べないようにしている」(12.7%)など、徹底して野菜中心の生活を送る人も1割以上見られた。

  • 実践している食生活

    実践している食生活

世代別に植物性食中心のライフスタイルへの興味を見たところ、1980年代以降に生まれた「ミレニアル世代」では40.1%が「興味がある」または「どちらかというと興味がある」と回答した。この割合は他世代と比較して10ポイントほど上回っている。

  • 左:ミレニアル世代植物性食中心のライフスタイルへの興味、右:世代別植物性食中心のライフスタイルへの興味

    左:ミレニアル世代植物性食中心のライフスタイルへの興味、右:世代別植物性食中心のライフスタイルへの興味

世代別に食生活を比較すると、ベジタブルファーストの実践率はミレニアル世代が67.5%、他世代が59.1%、「サラダだけで食事を完結する時がある」と回答した人はミレニアル世代が19.2%、他世代が11.5%だった。ミレニアル世代は他世代以上に植物性食中心の食生活を送っていることがわかった。

普段の食事で動物性・植物性を意識しているか尋ねたところ、ミレニアル世代は26.2%であったが、他の世代は32.0%だった。植物性食中心のライフスタイルに興味を持った理由について聞くと、ミレニアル世代は他の世代よりも「美味しそうだから」と回答した割合が10ポイント以上高くなっている。

  • 世代別 植物性食中心のライフスタイルに興味を持った理由

    世代別 植物性食中心のライフスタイルに興味を持った理由

また、技術革新により生まれた植物性の肉・ヨーグルト・チーズ・卵・マヨネーズ・シーフードを取り入れたいか聞くと、ミレニアル世代の84.5%が「取り入れたい」と回答した。他世代(78.8%)よりも、抵抗感なく受け入れていることがわかった。

  • 世代別 技術革新で生まれた「PBF」の受容度

    世代別 技術革新で生まれた「PBF」の受容度