チョコレートは、老若男女を問わずに愛されているスイーツの代表格だろう。今やすっかり定着した"バレンタインデー"という一大イベントの効果もあり、誰しも1年に何度かは、チョコを口にする機会があるのではないだろうか。
Q.チョコレートは好きですか?
大好き 45.4%
好き 44.6%
どちらでもない 8.3%
嫌い 1.3%
大嫌い 0.4%
Q.どの種類のチョコレートが好きですか?
1位「ビター」 40.0%
2位「ミルク」 36.9%
3位「ホワイト」 14.0%
4位「スイート」 6.7%
5位「その他」 2.4%
Q.なぜその種類のチョコレートが好きか理由を教えてください(自由回答)
■「ビター」
・「コーヒーのブラックが好きで、一緒に食べる。甘すぎるチョコより、少しビター系の方がカカオを感じられて、おいしい」(50歳女性/官公庁/公共サービス関連)
・「口の中に入れたときに広がる苦味と香り、ビターが一番わかりやすいと思うんですよ。ミルクやホワイトなら、クリームや牛乳で比べた方がわかりやすいし」(49歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「ビターはダイエットに良い」(55歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「もちろんどんなチョコも好きだけど、甘みと苦みが味わい深くておいしいと思う」(35歳女性/その他 その他・専業主婦等)
・「チョコレートケーキは基本的に好きですが、その中でも特にビターチョコはチョコの王道であり、その王道を使用したチョコレートケーキは最高の味だと認識しています」(48歳男性/サービス/専門職関連)
・「以前はミルクチョコレートが好きだったが甘過ぎるような気がして、今はビターチョコレート位が丁度いい」(50歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「甘さが無くてチョコレート本来のおいしさがよく味わえる。どんな飲み物にも相性がよくて、食べた後の口の中に残る苦みがおいしいと思うので」(59歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「昔は甘いのが好きだったけど、今はかっこいいとか大人っぽいとか味覚が変化したのもあって、苦めのが好きになった」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)
■「ミルク」
・「チョコを食べるときはお茶かコーヒーを飲むから、適度に甘い方が合う」(41歳男性/専門店/技能工・運輸・設備関連)
・「ミルクチョコレートはミルクとチョコレートの味のバランスが良く、そこが好き」(73歳男性/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)
・「ホワイトも好きだけど甘すぎて飽きてしまうが、ミルクは飽きない味だから」(29歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「もともと乳製品が好きで、甘いのも好きだから、おいしいミルクチョコを食べると幸せな気分になる」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「カカオ、ミルク、甘さのバランスが取れていて一番おいしさを感じられる」(65歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「甘すぎるものはチョコレートの味や香りがよくわからないし、苦すぎるものは口に合わないから」(53歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「疲れたときとか、ちょっと甘いモノが欲しいときに最適です」(57歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「チョコレートは甘くてなんぼだと思っているから。頭を使うには糖分が必要」(48歳男性/ゲーム関連/IT関連技術職)
・「生まれていちばん最初に食べたチョコレートが、明治のミルクチョコレート。おいしかった。大人になってもビターじゃなくミルクチョコレートです」(48歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)
■「ホワイト」
・「チョコは少し苦味があるが、ホワイトは甘さが際立ってて好き」(35歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「苦いのは苦手で甘いミルクが好きでしたが、さらにその上を行くホワイトは大好き」(55歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「一番チョコらしい感じ。白の素敵なイメージ。ストレスの解放。癒し。夢見る食感。疲労感の解消」(46歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「板チョコを買う際も、好んでホワイトを買う。甘くて食べやすい」(33歳男性/教育/専門サービス関連)
・「幼稚園のとき初めて食べて、素敵でおいしい食べ物だと思いました」(49歳男性/その他金融/事務・企画・経営関連)
■「スイート」
・「がっつり甘いのがいい」(29歳女性/その他/事務・企画・経営関連)
・「どのチョコレートも好きだけれど、いちばん食べなれていている」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「ビターは苦すぎるし、ホワイトはミルクっぽすぎる。スイートの甘さが自分向き」(58歳男性/放送・新聞/クリエイティブ関連)
・「適度な甘さがあって、疲れたときなどは癒されます」(33歳女性/その他/事務・企画・経営関連)
・「カカオの多いビターが増えてきたが、昔からの甘いチョコレートが好きなので」(47歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「甘味は必要。ビターは苦すぎて疲れる」(39歳男性/専門店/販売・サービス関連)
■「その他」
・「どれも大好きで決められない!: 甘さや味が色々のチョコレートはどれもおいしくて、楽しく食べられる」(38歳女性/専門店/専門サービス関連)
・「クランチ: さくっとした歯ごたえが堪まりませんな」(52歳男性/化粧品・医薬品/営業関連)
・「ビスケット: チョコレートだけだと、ちょっとしつこい」(33歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「ブラック: ブラックチョコの苦みいいですよ!」(67歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「ダーク: 甘さに苦さも欲しいから」(44歳女性/コンビニエンスストア/販売・サービス関連)
・「ソルト: 海外旅行をしていろんな種類のチョコレートを買った。その中で、アメリカの『Sea solt』とゴディバのソルトが両方ともおいしく、すっかり好きになった」(66歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「不二家のハートチョコ: 初めてもらったバレンタインチョコ」(54歳男性/建設・土木/技能工・運輸・設備関連)
■総評
調査の結果、「チョコレートは好きですか?」との問いに「大好き」と答えた人は45.4%、「好き」は44.6%となり、ちょうど9割の人がチョコレートを好んでいることが分かった。「どちらでもない」は8.3%、「嫌い」は1.3%で、「大嫌い」はわずか 0.4%だった。どの種類のチョコレートが好きか聞いたところ、1位は「ビター」の40.0%となった。以下、「ミルク」(36.9%)、「ホワイト」(14.0%)、「スイート」(6.7%)と続いた。「その他」は2.4%だった。
やはりチョコレートは、ほとんどの人が好きなスイーツであることが分かった。また最近は、カカオポリフェノールへの注目度の高まりから、健康的な食べ物としても人気を集めている。そのせいか、好きなチョコレートは「ビター」と答えた人がもっとも多かった。 「ビター」が好きな理由としては、甘すぎず、カカオの香りや風味がより感じられるという声が多い。また、苦味がコーヒーやワインに合うというコメントも見られた。
それに対して苦いばかりのチョコはチョコではないとばかりに、「ミルク」「ホワイト」「スイート」では、自分にとっての甘さと苦味の程よいバランスを求める声が溢れた。思えば子どもの頃に初めて出会った市販のチョコレートは、夢のように甘い、憧れのお菓子だったはず。その頃は、苦いチョコがこの世に存在することなど考えもしなかったのではないだろうか。
「初めて食べたチョコがミルクチョコだったので、今でもミルクチョコが好き」といったコメントに代表されるように、初めての出会いの味が今も記憶に残っているという人もいるようだ。
ちなみに、全回答者の男女比が男性63.7%、女性36.3%だったのに対して、「ビター」を選んだのは、男性69.1%/女性30.9%。「ミルク」は、男性58.9%/女性41.1%。「ホワイト」は、男性63.8%/女性36.2%。「スイート」を選んだのは、男性57.4%/女性42.6%となり、「ビター」はやや男性に、「ミルク」と「スイート」は女性にやや好まれている傾向があることが分かった。
先日、チョコレートブランドのGODIVAによる「日本は、義理チョコをやめよう。」という広告が話題となった。ネットでは賛否双方の意見が飛び交ったが、密かに「せめて義理チョコでもいいから、もらいたい」と願っていた男性の中には、落胆した人もいたのではないだろうか。今年のバレンタインが、文字通り"ビター"なものとならなかったことを、心から祈りたいと思う。
調査時期: 2018年2月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 1,009人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません