以前からSNSで目にしては、なんだか楽しそうな様子が気になっていた"オキシ漬け"。とはいえ、よく分からないものにチャレンジするのは勇気がいるものです。今回、掃除が苦手な筆者が重い腰をあげてついにオキシ漬けに初挑戦! やってみて感じたことと注意したいことをまとめました。
そもそも、オキシ漬けって何?
巷で話題になっている"オキシ漬け"。オキシクリーンという酸素系漂白剤を使ったつけ置き洗いのことを指すようです。SNSでは、キッチンシンクに並々とオキシクリーンを入れたお湯をはって、キッチングッズをつけ置き洗いしている様子をよく目にします。
キッチングッズに限らず、衣類、カーペットやソファ、タイル目地やベランダなど、用途が幅広いことも人気が出ている理由ではないでしょうか。
今回、筆者はコストコで購入したオキシクリーンを使用しました。
一辺が約19.5cmの立方体で、重さは4.98kg(実際に体重計で量ってみると5.3kg)となかなかの存在感です。価格は購入時(2017年12月末)で2,058円でした。
箱を開けると、洗剤が入った袋と計量スプーンが入っていました。
3カ所で試してみた結果……
今回は、3カ所でオキシ漬けを試してみました。
お鍋
キッチンシンクにはお湯を溜めるための蓋がなかったので、ビニール袋をかぶせたゴミ受けを蓋代わりにし、60度のお湯を溜めました。
オキシクリーンを入れて、お鍋を2時間つけ置きしたら、ピカピカとは言えませんが、何度洗っても取れなかった焦げ付きは随分キレイになりました。
他のキッチングッズも一緒につけ置きできるし、シンク自体の掃除にもなるので、ひと手間で一気にキレイにできるのは気分がよかったです。
お風呂の床タイル
普段から床の黒ずみが気になっていましたが、ブラシでこすっても、なかなかキレイにならず、困っていました。
キッチンシンク同様、ビニール袋をかぶせたゴミ受けを蓋代わりにして、1cm程度床全体がお湯に浸かるようにして、2時間置きました。
シャワーで洗い流すと黒ずみが取れてスッキリ! お風呂全体が明るくなったように感じました。
洗面ボウル
洗面所も使用頻度の高い場所なので、気にはしていますが、汚れも溜まりがちです。洗面ボウルは栓ができるので、先の2つ以上に手間いらずで、簡単にピカピカになりました。
オキシクリーンを入れたお湯をはっておくだけで、これだけの効果が出るのは「楽でいいなー」というのが素直な感想です。つけ置き後も軽くこするか、洗い流すだけなので、手間もかからず、苦手な掃除に対するハードルが一気に下がりました。見た目にこれだけ大きな変化があると「今回はどれくらいキレイになるかな?」と掃除を楽しむ気持ちも生まれました。
注意したいポイントは?
お湯で溶かす
オキシクリーンは水では溶けにくく、お湯で溶かす必要がありました。お湯をわざわざ沸かして水温調整をしないといけないと思い込んでいたのですが、給湯器の設定温度を上げるだけ(筆者宅の場合、最高60度まで上げられる)でいいので、意外と手軽でした。
素材に注意する
説明書きを確認すると、オキシクリーンが使用できない素材もありました。実際に「アルミ製の換気扇が黒ずんでしまった」「塗装がはげた」「シンクのコーティング材が取れた」といった体験談をインターネット上でも目にします。キレイにするつもりが逆効果になってしまっては残念すぎるので、初めてチャレンジするときには特に注意が必要です。
収納場所と収納用品を準備しておく
かなりの大きさがあるので、収納場所は事前にしっかり考えておいた方がいいです。また、紙製の箱に直接洗剤が入っている状態なので、一度開けると別の容器に移し替える必要があります。収納場所と収納用品を事前に準備しておくとスムーズです。
成分の違いや使い方を意識して購入する
コストコで購入したオキシクリーンはアメリカから輸入したもので、界面活性剤が入っていましたが、界面活性剤が入っていない日本製のものもあるようです。洗浄力を取るか、環境・肌への優しさを大事にするか……ご自分の優先したいものによって選ぶといいですね。日本製のものは少量サイズもあるので、気軽に試してみたいという方はそちらを選ばれるのもいいかもしれません。
「やってみたいな」と思いながらも、なんとなくハードルが高くてチャレンジできなかったオキシ漬け。実際にやってみたら、思っていた以上に手軽で効果を実感できるものでした。
オキシ漬けに限らず、便利な掃除法はどんどん活用していきたいですね。
著者プロフィール
ラーゴムデザイン代表 長谷部敦子
ファイナンシャルプランナー、マスターライフオーガナイザー、メンタルオーガナイザー。父親の看取り介護、自身の結婚を通して、「心」と「お金」の整え方を知ることの必要性を感じ、学びを深める。2012年・2014年の出産を経て、2015年に「しなやかな生き方をデザインする」をコンセプトに起業。家計・起業・扶養などに関わるお金の悩みや、働きたい女性のメンタルについての相談・講師業を中心に活動。働く母の目線で、日々のくらしを快適にする仕組みづくりについての執筆も行っている。「生き方デザイン.com」