博報堂こそだて家族研究所とPechat開発チームは2月23日、「イヤイヤ実態調査」の結果を発表。ママから約9割の支持を得た三大イヤイヤ対処法は、「気をそらす」「抱きしめる」「放っておく」となった。
同調査は2017年9月、0~5歳のイヤイヤ期の子を持つ女性1,200名を対象に、インターネット上で行ったもの。
子どものイヤイヤ行動をヒアリングし、そこから得られた行動パターンをベースに、37種類のイヤイヤ行動を選定しリスト化。これをもとに「我が子にあてはまるイヤイヤ行動はどれか」を調査したところ、「食べている最中に遊び始める」(83.5%)がトップとなり、次いで「遊び道具やおもちゃを片付けない」(73.0%)、「出かけた先から帰りたがらない」(68.8%)と続いた。
また、家庭ごとに何パターンくらいのイヤイヤ行動に振り回されているのか、「我が子にあてはまるイヤイヤ行動」の数を集計したところ、平均値は15.3個となった。
さらに子どもがイヤイヤを表現する方法について聞いたところ、「さけぶ」「いすわる」「あばれる」「にげる」の4つが基本であることが分かった。
そしてママが考える、子どものイヤイヤの原因上位は、1位「思い通りにならない」(94.5%)、2位「眠い」(83.6%)、3位「遊びを続けたい」(83.1%)となった。
イヤイヤが起きた時、ママがどう対処しているのか聞いたところ、約9割と圧倒的な支持を得たのは「気をそらす」「抱きしめる」「放っておく」の三大対処法だった。1位と2位は、子どもと向き合い、対話や愛情表現で受け止める方法。一方3位は、ヒートアップしても要望は通らないことを子どもに気づかせる方法。「ママたちはそれぞれバランスよく組み合わせて対処をしているようです」としている。
また上位ではないものの、4割強のママが「おばけ・鬼・怖い人が来るよ」とおどかす方法、ぬいぐるみや人形を利用する方法、困ったり泣くふりを子どもに見せる方法などを活用していた。