タムロンは2月22日、ミラーレス一眼用の大口径ズームレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD」(Model A036)を開発中であることを発表した。同社では初となるフルサイズミラーレス用の交換レンズで、フルサイズセンサーやAPS-C型センサーを搭載するソニーEマウントのミラーレス一眼で利用できる。発売は2018年の中頃の予定で、価格は未定。

  • タムロンが開発を発表した大口径タイプの標準ズームレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD」。F2.8通しとしてはコンパクトな設計なのが特徴だが、広角端は24mmではなく28mm始まりとなる

ズーム全域でF2.8通しとした大口径タイプの標準ズームレンズながら、重量は約550g、全長は約117.8mmと軽量でコンパクトなのが特徴。最短撮影距離は、ワイド側が0.19m、テレ側が0.39mと短く、被写体にグッと寄ったダイナミックな表現ができる。レンズ本体は簡易防滴構造となっているうえ、汚れが付着しにくい防汚コートも施している。

ミラーレス一眼は動画撮影のニーズが高いことを受け、静粛性に優れたステッピングモーターユニット「RXD」をオートフォーカスの駆動に採用する。オートフォーカスとマニュアルフォーカスを瞬時に切り替えられるダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)にも対応する。レンズ内手ぶれ補正機構は搭載しない。