インテージは2月20日、2月23日に施行から1年を迎える「プレミアムフライデー」に関する調査結果を発表した。調査期間は2018年2月14~16日、調査対象は1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に在住する20~59歳の有職者3,251人。
9割以上が「1回も早帰りをしなかった」
プレミアムフライデーの認知率は97.0%(1年前調査69.7%)。また「内容まで知っている」との回答は62.8%と、1年前調査(28.2%)と比べて34.6ポイント増加した。
金曜日出勤かつ1日7時間以上勤務している人を対象に、調査時点での勤務先のプレミアムフライデー奨励・実施状況を聞くと、「奨励・実施している」と答えた割合は11.0%と、1年前調査(10.5%)とほぼ同じ割合に。
企業規模別にみると、従業員数が「1,000人以上」では20.6%に上ったのに対し、「100人未満」でわずかは2.8%と、1年前調査と同様の結果となった。
この1年間の中で、プレミアムフライデーに早く帰ることができたか尋ねたところ、「1回以上早帰りをした」は8.3%(1年前調査3.7%)にとどまり、9割以上が「1回も早帰りをしなかった」と回答し、早帰りを経験した人は全体の中ではまだ一部であることがわかった。
早く帰ることができた時間を使ってしたことは、「自宅で過ごした」が46.0%、「食事に行った」が40.4%、「買い物に行った」が31.3%と続き、トップ3は1年前調査と同じ結果となった。
実際に早帰りを経験した人に、「早帰りで感じた生活の変化」としてあてはまるものを聞いたところ、最も高かったのは「趣味や自分の好きなことに費やす時間が増えた」で27.9%、次いで「家族と過ごす時間が増えた」が21.9%という結果となった。