エアバスは現地時間の2月20日、エアバス機最大の最新双通路型機であるエアバスA350-1000をカタール航空に納入した。同機はカタール航空が発注した37機のA350-1000における最初の機材で、ビジネスクラスにはダブルベッド仕様の「QSuite」が初装備されている。
納入式は仏トゥールーズで開催された。カタール航空は最大76機となる世界最大のA350 XWBの顧客であり、350-1000はカタール航空が2014年12月にローンチカスタマーとなったA350-900の20機と補完し合いながら、優れた運航効率と機内でのユニークな旅客体験を最大限に活用していく。
エアバスCEOのファブリス・ブレジエ氏は、「最初のA350-1000をカタール航空に提供できることは大きな誇りです。 A350-1000は、燃費とコスト効率に大きな優位性をもたらし、他に類を見ない乗客の快適さをもたらし、カタール航空の優れた顧客サービスを提供していくのに最適な航空機です。最新のワイドボディーは、A350-900に比べて大容量で、長距離線で最も活躍する航空会社にとって重要な役割を果たし、航空業界の最前線での地位を強化することに貢献します」とコメントしている。
2年の歳月をかけて作られた「QSuite」には、業界初のダブルベッドをビジネスクラスで実現した。プライバシーパネルを備えており、隣の座席に気兼ねなくプライベート空間を確保できる。また、4人掛けシートに調整できるパネルと可動式テレビモニターにより、一緒に旅行する同僚や友人、家族がそれぞれのスペースを自由に活用できる。この「QSuite」は、A350-900や777にも搭載していく。