2018年は"火星に注目が集まる年"と言われていることをご存じだろうか。夜空でひときわ赤く輝く火星は、2年2カ月ごとに地球に接近して観察の好機を迎える。それが、2018年の夏なのだ。そんな火星への関心が高まる今年、セガトイズから火星の星空を再現した家庭用プラネタリウムが発売されたので、さっそく自宅で試してみた。
火星の星空を再現した世界初のマシン
もともと同社には、数万個もの星々が部屋一面に広がる世界初の光学式家庭専用プラネタリウム「HOMESTAR(ホームスター)」シリーズを発売している。今回は、火星に注目が集まる年とあって、同商品に改良を加え、なんと火星からみた星空の再現に実現したのだという。
それが、2月15日に発売されたばかりの「HOMESTAR Classic MARS(ホームスター クラシック マーズ)」(税別11.000円)。プラネタリウム・クリエイター大平孝之氏の監修のもと、地球の星空と似ているようでひと味違う、美しい火星の星空が楽しめる世界初の商品となっている。他のシリーズ商品と同様、幅159×高さ167×奥行151mmのコンパクトサイズながら、6万個もの星を部屋に投影することができる。
部屋がプラネタリウムに早変わり
では、実際に使ってみよう。準備は簡単で、本体に電源ケーブルを繋ぎ、恒星原板を入れてスイッチをONするだけ。あとは天井や壁の高さに合わせて、投影の角度やピントを合わせればOKだ。火星らしい赤いカラーのボディもカッコいい。
この「ホームスター」シリーズの商品は初めて使ったのだが、投影のピントが合った瞬間、きっと誰もがびっくりするのではないだろうか。この、満天すぎる星空に!
めちゃくちゃキレイ! 部屋の壁にも天井にも無数の星がぎっしり! 本当に自宅がプラネタリウムになった。しかも、流れ星マークのスイッチを押せば定期的に流れ星が星空を横切るし、「MOVE」スイッチを押せばゆーっくりと星空が動いていく。キレイなうえに色んな仕掛けも搭載されているとあって、観ていてまったく飽きがこない。
ちなみに火星の星空については、星に詳しくない筆者でも「あれ、地球の星空とはなんか違う!」と気が付くぐらいなので、天体ファンの人ならより興味深く楽しめることだろう。また、小さな子どもはなかなかプラネタリウムに連れて行けないが、これなら自宅で星座を探したり天体の勉強をしたりと、知育にも役立つ。
星好きの方はもちろんだが、寝る前にスイッチを入れて星空の下で眠るのもいいだろうし、家族そろって天体観測を楽しむもいい、カップルは星を眺めながらお酒を飲んだりするのもいいかもしれない。それこそ、楽しみ方は星の数ほどあるので、記念すべき火星イヤーに1台購入してみてはいかがだろうか。