3月3日公開の『映画ドラえもん のび太の宝島』の大人だけの先行試写会が19日、都内で行われ、本作でゲスト声優を務めた大泉洋、サバンナの高橋茂雄、脚本を担当した川村元気が出席した。
人気アニメ『ドラえもん』の劇場版第38弾となる本作。例年、春休みのファミリー映画として公開され、大人気を博しているが、ここ2年連続で40億円超えを果たすなど、大ヒットを記録している。そんな同シリーズの最新作に、のび太たちを襲う海賊船の船長キャプテン・シルバー役の声を大泉洋、海賊の一味・トマト役を高橋茂雄が担当。公開に先駆けて行われたこの日の舞台あいさつに、脚本を担当した川村元気とともに登壇した。
テレビで放送されているアニメ版は見たことがあるものの、映画版を劇場で見たことがないという大泉は「大人になってから(映画の)『ドラえもん』は泣けると聞いていたんですけど、シルバーが良いんですわ!」と自分が担当したシルバー役を自画自賛するも、「『青天の霹靂』(2014年公開)でお世話になった川村くんはどういう人間か分かっています。この男が書いたかと思うと、感動させられて悔しいなと思ってね。『クソッ!』と思いましたけど感動しました」と川村の脚本を絶賛。また、『映画ドラえもん』史上初めて2年連続でゲスト声優を果たした高橋は「去年は『のび太たち! 何するんだ! 止めてくれ!』(古代語で)って書いてあったんですよ。古代語ってなんやろうな? と(笑)。言葉じゃなくてパッションでやらせてもらいました(笑)」と苦笑しつつ、今回演じた海賊のトマトは昨年よりもセリフがあったようで「トマトは、太った海賊。どこに出ていたんだろうと思いながら見てほしいです」とアピールしていた。
また、見どころについて大泉は「ダメなのび太くんがあんなにも変わって。のび太くんの勇気に泣けました。この世であんなに格好良い人はないですね」と話し、これを受けて高橋が「今回の平昌(五輪)で数々のメダリストが生まれましたけど、その人たちクラスですか?」と大泉に投げ掛けると、大泉は「のび太くんこそ金メダリスト! パッと見たらあっさり静香ちゃんも同じことしてましたけど、静香ちゃんは銀メダリスト。とにかく僕はのび太くんの大ファンですね。格好良かった~!」とのび太推しのようだった。『映画ドラえもん のび太の宝島』は、3月3日より全国公開。