エンディングノート、実際に用意している人は何割?

楽天リサーチはこのほど、「終活に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は1月19日～20日、全国の20代～60代の男女1,000人を対象にインターネットで実施したもの。

「終活」という言葉を知っていますか

「終活」という言葉を知っているか尋ねたところ、78.7%が「知っている」、17.9%が「聞いたことはあるが、よく知らない」と回答した。これらを合わせた「終活」という言葉の認知率は96.6%だった。

「終活」の意向があるかを聞くと、43.5%が「分からない」、39.1%が「ある」と答えた。すでに「終活」を実施しているかを聞いたところ、「予定はないが、時期が来たら始めたい」(76.5%)が最も高くなっている。「近いうちに始める予定」は10.2%、「実施している」は7.9%だった。

「エンディングノート」を知っているかを聞いたところ、「知っている」(51.9%)と「聞いたことはあるが、よく知らない」(30.9%)を合わせると8割以上が認知していることが分かった。実際に「遺書」または「エンディングノート」を用意しているか聞くと、「遺書」は90.0%、「エンディングノート」は86.0%が用意していないと答えた。

「エンディングノート」を知っていますか

すでに「終活」を実施している人や始めたいと回答した人に対し、具体的に何歳頃に始めたいか(始めたか)を尋ねると、「65～69歳」(21.6%)が最も多かった。次いで「60～64歳」(20.5%)、「70～74歳」(18.1%)、「50～54歳/55～59歳」(6.2%)となっている。年代別に見ると、60代が42.1%と最も多くを占めた。

具体的に何歳頃に「終活」を始めたいと思いますか

「終活」をする予定がある人、時期が来たら始めたいと考えている人に「終活」をする理由を尋ねたところ、最も多い回答は「家族に迷惑をかけたくないから」(71.4%)だった。「病気や怪我、介護生活/で寝たきりになった場合に備えるため」(48.6%)、「葬儀などの希望を家族に伝えるため」(38.9%)も多い。