赤ちゃんのお世話の合間をぬっての家事に四苦八苦しているママは多いはず。特に料理は、火や刃物を使うこともあり、スムーズに作業が進まないこともありますよね。
そこで今回は、東京ガスが作成したレシピ「片手でクッキング」の一部をご紹介。片麻痺やケガなどで片手しか使えない状況になった人に向けて作られたものですが、ママにとっても便利な工夫がたくさんありました。
鶏肉の炭火焼風とグリル野菜
まず紹介したいのは、魚焼きグリルを使ったレシピ。パプリカやズッキーニ、それにカブなどを食べやすい大きさに切ってオリーブオイルをからめ、塩・こしょうで下味をつけた鶏もも肉と一緒にグリルにのせて焼くだけです。
グリルの網の奥に鶏肉、手前に野菜を並べるのがポイント。両面焼きグリルの上下強火で焼き、鶏肉は皮を上にしましょう。6~7分焼いたら野菜を取り出し、さらに3~4分ほど焼けば完成です。
魚焼きグリルは、揚げ物の温め直しや、トースターとしても活躍してくれるそう。卵もティッシュペーパーで包んで水でぬらし、ティッシュペーパーごとアルミホイルで包んで10分ほど加熱すると(その後余熱で5分置く)、ゆで卵ができるとのこと。魚やソーセージ、アスパラガスなどを一緒に焼いてしまえば、お弁当のおかずが一気に完成して、便利ですね。
おにぎらず
また定番の「おにぎらず」も、簡単にできるうえ、片手でパクリと食べれるうれしいメニュー。まず、おにぎり1個分のごはんのうち2/3の量を、ラップの上にしいた海苔の中央にのせ、海苔の両端を約6cm残して広げましょう。
真ん中をくぼませて具をのせたら、残りの1/3の量のごはんをのせ、両端から包むように海苔をかぶせます。ラップの上から手で押さえつけ、口が開いた側も閉じ、ラップで全体を包んで半分に切ったら完成です。
具を工夫すれば、おにぎらずだけで食べ応えも満点! 抱っこや授乳中でも栄養補給できそうですね。
栄養バランスが取れていて、味付けが簡単。そして、単純な作業で作れるレシピが掲載されている「片手でクッキング」(社会福祉法人 横浜市総合リハビリテーション事業団監修)。他のメニューもぜひ試してみてくださいね。