舞台『熱海殺人事件 CROSS OVER 45』の公開ゲネプロが、東京・紀伊国屋ホールで行われ、味方良介、木﨑ゆりあ、敦貴(α-X's)、匠海(α-X's)、石田明が取材に応じた。
同作は故・つかこうへいさんにより1973年に発表された戯曲で、2018年で45周年となる。3人の刑事が、熱海で起こった女工殺しの犯人を前に、理想の事件に仕立てるよう迫る。
昨年、歴代最年少で主演を務めた味方は「この面子なら絶対に勝てるという確信があります。『熱海殺人事件』ってすごいな、演劇っていいなと思ってもらえるように頑張ります」と意気込みを語った。
AKB48卒業後、初舞台となった木﨑は「すごい緊張してるんですけど、この作品に出会えてよかったなと心から思っているので、観に来てくれる方にも作品に出会えてよかったと思ってもらえるように、しっかり演技を届けたい」と語る。
Wキャストでゲネプロには出演しない敦貴も「(出演しないのに)すごく緊張してます。本番もこの歴史のある作品に貢献できるように」と心境を吐露し、匠海は「とても緊張しておるんですけど、大山金太郎という役が19歳という年齢で、僕にしかできない大山金太郎をやろうと思っているので、ぜひ頑張ります」と意気込んだ。
石田は「羽生くんばりのノーミスで届けたいと思います」と、平昌オリンピックで活躍する羽生結弦選手の名前を出し、「全員が羽生くんになったつもりで。羽生まみれでお届けしたいと思います」と周囲を笑わせた。
また木﨑は注目選手を聞かれると「たか、たか……高梨(沙羅)さん。すごくメイクがお上手ですよね。髪の毛の色も変わって」と意外なポイントに注目。「飛ぶのもすごい勢いで飛ぶので、かっこいいです」と答え、石田から「オリンピックの話聞かれて、メイクで返すって!」とつっこまれていた。
石田は若いメンバーについて「本当にバカなんですよ。最初、『熱海がどこにあるかわかるか?』と聞いたら、こいつら全員『長崎』って言いました」と苦笑。木﨑は「漢字が読めないのが大変でした。いろんな方に教えてもらいながら。人との関係性って大事だなって」と苦労を明かした。