2月17日よりWOWOWプライムでスタートする連続ドラマW『バイバイ、ブラックバード』(毎週土曜 22:00~、全6回 第1話無料放送)の完成披露試写会が15日、都内で行われ、俳優の高良健吾、城田優、メガホンをとった森義隆監督が登壇した。
同作は、伊坂幸太郎の同名小説を初めて連続ドラマ化したもので、絶体絶命を前に、5股の彼女たちに別れを告げて回るダメ男・星野一彦(高良)と、その監視役の怪女・繭美(城田)の行く末を描く。星野に5股をかけられる彼女役は石橋杏奈、板谷由夏、前田敦子、臼田あさ美、関めぐみが演じる。
「初ヒロイン役でございます。人生、最初で最後のヒロイン役だと思います」と嬉しそうにあいさつした城田は、同役のオファーが来た際の心境を尋ねられると「『えっ!? 女?』って言いました」と明かして笑いを誘い、「『女装じゃなくて女? やるやる!』って。本を読んでいないんですけど、そんな面白そうなオファーがくるなんてって思って、俳優の感覚としては"これはやりたい!"って思いました」と直感で即決したことを明かした。
また、脚本を読み、主演の高良や共演者・スタッフの名前を聞いて期待値が上がったという城田だが「非常に苦しい夏でした」と吐露。真夏に真っ黒い服を着て、ブラジャーまで着けていたそうで「ブラジャーって蒸れるんですよね……。(胸元に)汗疹ができるよね」と会場の女性ファンに投げかけ、さらに「暑いのはもちろん、繭美というキャラクターが濃くて、唯一無二なので、そこを作るというのに苦労しましたし、監督からずっと『もっともっと刺々しく』って言われて、どんどん自分を包丁のように研いでいきました」と回顧した。
その結果、友だちを失う羽目になったそうで「役を引きずらないタイプなんですけど、常にカリカリして、何かに不満を抱くようになってしまい、十数年来の親友と初めてケンカというか、『お前なんなんだよ!』って言われるっていう……。基本的に僕はラブ&ピースで生きているんですけど、去年の夏はけっこうオラオラでしたね」といい、「たぶん健吾は心が無くなっちゃうんじゃないかというくらい、僕から心に包丁を刺されまくっていたと思います」とコメント。そんな城田の攻めは辛くなかったかと聞かれた高良は「気持ちよかった」と笑顔を見せて会場の笑いを誘い、城田から「ドMか!」と突っ込まれた。