ASUS JAPANから、18:9の縦長ディスプレイを採用したSIMフリースマートフォン「ZenFone Max Plus (M1)」が国内発表されました。ワールドワイドでは2017年11月に発表されており、2018年1月のCESで実機がお披露目。"Max"シリーズ利用者にとっては待望の国内投入です。
ZenFone初、5.7インチ縦長ディスプレイと顔認証
縦長ディスプレイの採用はZenFoneシリーズ初。5.2インチサイズの本体に、5.7インチの画面が収まっています。解像度は2,160×1,080ドット。画面サイズは大きいですが、本体横幅は約73mmと、女性の手で片手操作できないことはありません(さすがに最端のアイコンは押しにくいですが)。
カラーはディープシーブラック、アズールシルバー、サンライトゴールドの3色。今回触ったのはアズールシルバーです。これが上質感ある青みがかったシルバーで、ブルー系が好きな人に好まれそうな色合い。背面はサンドブラスト加工がなされ、背面は指紋がほとんど目立ちません。側面はゆるやかなラウンド形状になっており、手に馴染んで持ちやすいです。
DSDS対応、2枚のSIMにmicroSDカードも挿せる
SIMスロットはnanoSIM用で、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ。ZenFone Max Plusでは、2つのSIMで4G+3Gもしくは3G+3Gで待ち受け可能)対応。一般的なスマートフォンでは排他利用が多いSIMスロットとmicroSDカードスロットですが、ZenFone Max Plusでは別枠になっており、2つのSIMを挿しながら、加えてmicroSDカードが使えることもポイントです。
"Max"シリーズの名を冠するだけあり、内蔵バッテリーは4,130mAhと大きめ。スペック値では、3G接続時で最大28日間の連続待受、そしてブラウジング利用時は12.7時間の連続駆動が可能となっています。ちなみに充電インタフェースはmicroUSB。このあたりは価格相応といったところです。
120度の広角カメラと1,600万画素のメインカメラ
カメラは1,600万画素メインカメラ、800万画素広角(120度)カメラのデュアル構成であることも特徴。メインカメラ、広角カメラを撮影時に切り替え、好みのアングルで写真を撮ることができます。インカメラは800万画素。また、ビューティーモード「美人エフェクト」も搭載し、美白効果や肌の色合い、目の大きさなどを5~10段階で調整できます(全部を適切に設定するオートモードもあり)。以下、メインカメラで撮影した画像をいくつか紹介します。
主なスペック
- OS: Android 7.0
- CPU: MediaTek MT6750T(オクタコア、1.5GHz)
- 内蔵メモリ: 4GB
- ストレージ: 32GB
- 外部ストレージ:microSDXC/microSDHC/microSD(最大256GB)
- サイズ: W73×H152.6×D8.8mm
- 重量: 約160g
- ディスプレイ(解像度): 約5.7インチ(2,160×1,080ドット)
- メインカメラ: 約1,600万画素(メイン)/約800万画素(サブ・広角)
- インカメラ: 約800万画素
- バッテリー容量: 4,130mAh
- 対応バンド: FDD-LTE Band 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 26 / 28、TD-LED Band 38 / 41、WCDMA Band 1 / 5 / 6 / 8 / 19、GSM 850 / 900 / 1800 / 1900MHz
- 連続駆動時間: 約12.7時間(ブラウジング時)、約20時間(Wi-Fi通信時)
- Wi-Fi: IEEE802.11b/g/n
- Bluetooth: 4.0(aptX対応)
- 防水/防塵: ―/―
- 生体認証: ○(顔認証・指紋認証)
- 接続端子: microUSB