多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「Playプロテクトにより検証済み」ってどういう意味ですか?』という質問に答えます。

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近ごろ、「Playストア」でアプリをダウンロードするとき、「Playプロテクトにより検証済み」という文字を見かけますね。これはGoogleが2017年7月から提供を開始したセキュリティサービス「Google Playプロテクト」によるもので、自動でウイルススキャン/除去を実施してくれたことを意味します。

Playストアからダウンロードするときだけでなく、ダウンロード済のアプリについても定期的に安全性の確認が行われます。そこで有害な可能性があると判定されたアプリについては、ユーザに警告のうえで端末から削除されます。Playストア以外からダウンロードしたアプリについても実行されるため、安全性が向上します。

Google Playプロテクトは、Google Play開発者サービスのバージョン11以降が動作するシステムで機能します。自分のAndroid端末で機能するかどうかは、「設定」→「Google」→「セキュリティ」の順に画面を開き、「Google Playプロテクト」の表示があることにより確認できます。

その「Google Playプロテクト」をタップすると、最近スキャンを実行したアプリを確認できるほか、任意のタイミングでセキュリティチェックを実行できます(回転する矢印をタップ)。「有害なアプリの検出精度を改善」オプションを有効にすると、安全かどうか不明なアプリのデータがGoogleへ送信されるようになるため、安全性はさらに向上します。

ただし、セキュリティチェックの結果がつねに100%安全とはかぎりません。サードパーティー製セキュリティアプリのほうが、問題検出に優れている可能性もじゅうぶんあります。自動的にチェックしてくれるからといって過信せず、疑わしいアプリやWEBサイトには近づかないことも重要です。

  • Playストア以外から入手したアプリも「Google Playプロテクト」で安全性が確認されます