JR東日本と鉄道博物館は14日、鉄道博物館新館のオープン日時を2018年7月5日10時と発表した。これに先立ち、3月14日から本館南側(旧「てっぱくひろば」)にて新幹線E1系の屋外展示を開始することも発表している。

  • 建設中の新館(2018年2月現在)。写真はすべてJR東日本提供

さいたま市の鉄道博物館では現在、本館の全面リニューアルと新館の建設が進められており、昨年4月には「科学ステーション」と「キッズプラザ」がオープンした。工事の集大成となる新館は地上4階建てで、展示面積は約3,500平方メートル。本館・新館合計の展示面積は約1万3,500平方メートルとなり、現在の約1.3倍に拡大する。

新館1階に新幹線E5系(モックアップ)・新幹線400系を展示するほか、2階に「仕事ステーション」「未来ステーション」、3階に「歴史ステーション」を設置。4階には展望デッキやレストランを設ける。なお、7月5日の新館オープンに合わせ、鉄道博物館では各種料金体系を見直す予定。入館料(個人)は一般が現行の1,000円から1,300円、小中学生が現行の500円から600円、幼児が現行の200円から300円に改定されるほか、一般の駐車料金も現行の500円から800円に値上げされる(大型の駐車料金は2,000円のまま据置き)。

  • 新幹線E1系「Max」の屋外展示は3月14日からスタート

新館オープンおよび本館の全面リニューアルに先立ち、3月14日から新幹線E1系(E153-104)の屋外展示がスタート。E1系は世界初のオール2階建て新幹線(高速鉄道)車両として登場し、「Max」(「Multi Amenity Express」の略)の愛称で親しまれ、1994年7月から2012年9月まで東北・上越新幹線で活躍した。「全高が約4.5mの大柄な車体は迫力満点です。間近で大きさを体感してください」とのこと。E1系は本館南側(旧「てっぱくひろば」)駅弁屋横で展示され、入館料のみで見学できる。