エールフランス航空は1月25日、リニューアル拡張工事の一部が終了したビジネスクラスラウンジをパリのシャルル・ド・ゴール空港ターミナル2のLホールにオープンした。新しいコンセプトで生まれ変わったラウンジには、オープンキッチン、プライベートサウナ、デトックスバーなどが設置され、気持ちも身体もゆったりとリラックスできる心地よい空間となっている。
新改装のビジネスクラスラウンジの全床面積は3,200平米であり、今回オープンしたのはその一部の2,180平米となる。7月には全ての改装工事が終了し、全面リニューアルオープンを予定している。 同ラウンジは、エールフランス航のビジネスクラス利用者とエールフランス・KLMオランダ航空のマイレージプログラム、フライング・ブルーのエリートプラス会員が利用できる。
創造性・心地良さ・エレガンスの3つの要素で表現されているラウンジは、エールフランスの高品質化戦略の一環で展開し、ターミナル2Gラウンジのコンセプトを継承。快適さとガストロノミーを軸に、意外性のある、革新的なサービスを考案した。
リラクゼーションスペースは同社のラウンジでは最大の広さとなる550平米。「アンスタン・リラクゼーション」では、 ゆったり休息できる長椅子と個室風のミニスイートルームをデザインした。そのほか、選りすぐった色々な種類のお茶が楽しめるデトックスバーや、クラランスの熟練したエステティシャンによるフェイシャルケアが受けられる施術ルームを2部屋、フライトの疲れを癒やす個室サウナを2部屋、広々としたラグジュアリーなシャワールームを展開する。
ラウンジでは、洗練されたフランスならではの美食を提供する。ライブで楽しめるレストランスペース「美食テーブル」は、パリのネオブラッスリー感覚がコンセプト。オープンキッチンではシェフが常駐し、温かい料理の仕上げなどを行う。煮込み料理やサラダ、色々なデザートなどはセルフサービスで、旬の味覚を自由に楽しめる。ドリンクコーナーでは、2013年世界ソムリエチャンピオンのパオロ・バッソが選んだシャンパンと銘穣のワインも提供する。
ラウンジではさらに、フランスのスタートアップ企業、シュペールビヤンとテトロ、ブランディマージュとのコラボレーションで、エールフランス航空はラウンジ内で感覚を包み込むようなデジタル体験を提供する。入り口に設置された何台ものモニター画面に次々に映し出される柔らかで穏やかな光は、これから始まる旅のプレリュードとなる。
リラクゼーションスペースの中央では3Dのデジタルアートが投影され、形・光の強さ・色合いは1日を通じて刻々と変化する。天井には心を落ち着かせる柔らかい照明を用い、気持ちを穏やかにする光の効果で時間を忘れてリラックスできる。
新しい空間として、自由に寛げるように貸切可能なスペース「ル・クラブ」を設置し、グループで貸切ることもできる。そのほか、スマートフォンがミュートになる「ル・プチサロン」、エールフランス職員がラウンジ内のシャワーやサウナの予約を始め、フライトの変更や座席の変更などに対応する「お客様窓口」、エールフランスオリジナルグッズなどが購入できる「エールフランスショッピング」を展開する。
7月には全ての改装が完了予定となっており、特に若手フランス人デザイナー、マチュー・ルアヌールによるクリエーションを特長とした空間を予定している。