きみと一緒、あたらしい時間「予感」

なんか、きそうだな。

そう思ったのは予定日より4日前の土曜日の夜。この日、おしるしがきてもいいよう寝る前にパッドをつけて寝た......が、なんか眠れない。何というか小さな興奮と不安。浅い眠りを繰り返していると下腹部にチクッとした痛みを覚えた。きたかも?急いでトイレに駆け込むと、少しだけ出血していた。やっぱり!小さな予感が的中した私はちょっと嬉しい。しかし、痛みは少しずつ間隔を置いてやってくる。時間を計ってみると、何となく5分から8分の間に痛くなっている。家人は起こさずとりあえず一人で様子を見ていたのだが、いよいよ5分を切ってきたのでおそるおそる起こしてみる。夜が明けたら助産院の院長先生に電話してみることにする。

午前6時、院長に早朝にすみません、と電話をすると「ひとまず9時に助産院に来てみて」と言われる。時間まで荷物をまとめ、タクシーで向かう。早速診てもらうが「子宮口がまだぜんぜん開いていないから、夕方以降にまた来てくれればいいわよ」とのこと。初産婦だからそう簡単にスポンと産む人は少ないとはいうものの、夕方って(遠すぎる)......。