保険クリニックは2月9日、家事や育児の夫婦分担についてアンケート調査結果を発表。父親の44.2%が保活に関わっていないことが分かった。

  • 家事・育児のうち、最も母親任せなのは保活だった(画像はイメージ)

同調査は、子どもを保育園などに預けながら共働きで働いている20~45歳の男女を対象に、2017年12月8日~11日の期間、インターネット上で行ったもの。500名から回答を得た。

初めに、育休の前後で勤務形態が変わったかどうかを尋ねたところ、男性で勤務形態が変わったのは16.0%だったが、女性の56.8%は勤務形態が変わっていた。その中でも「時短になった」が84名で、女性全体の33.6%を占めた。

  • 女性の56.8%は勤務形態が変わっていた

また子どもが急に熱を出したときなど、緊急時の対応は79.0%の世帯が母親が会社を休むことによって対応していた。次いで「祖父母に頼む」(34.2%)、「父親が会社を休む」(23.2%)が続いている。

  • 緊急時の対応は79.0%の世帯が母親が会社を休むことによって対応

さらに、家事・育児をどのくらいの割合で分担しているか、項目別に聞いてみたところ、「子どもの遊び相手」は父親が50%、「子どもの食事・授乳」「子どものお風呂」は父親が10%担当していると回答した世帯が最も多く、その他の項目では、父親が0%に回答が集中した。父親が0%という回答が最も多かった項目は「保活」(44.2%)だった。

また、父親が100%担当していると回答した世帯が最も多かった項目は「預け先への送り」で52名だった。

  • 各項目別の分担割合

最後に女性に対して、父親にやってほしい家事・育児を尋ねた結果、最も多かったのは「子どもの遊び相手」で62.4%にあたる156名が回答した。

  • 子どもの遊び相手、子どものお風呂、預け先への送りなどをやってほしいと考えている女性が多かった