11日にNHK Eテレで放送される『バリバラ』(19:00~)では、米HBO・公共放送PBSで放送中の子ども番組『セサミストリート』とコラボする。
『バリバラ』は「生きづらさを抱えるすべてのマイノリティー」にとっての"バリア"をなくすことを目指し、これまでタブー視されてきたテーマにも笑いを織り交ぜ挑んできた。『セサミストリート』もこれまでに障害のある子、移民、HIV陽性の子などをパペットとして取り入れ、多様性の大切さやマイノリティーの思いに光を当ててきたことで、コラボが実現した。
今回の放送は友達とのコミュニケーションがうまくいかないことに悩む、小学5年生の女の子が主人公。友達の言葉から思惑や感情を読み取るのが苦手なため、場の流れにそぐわない返答をして会話を止めてしまうことが続き、自信を失い、クラスでほとんど話さなくなったという。
そんな彼女が過ごしやすくなるきっかけ作りを、今年度に新しく誕生したパペット「ジュリア」が手伝う。ジュリアは発達障害のひとつである自閉症のパペットだ。
『バリバラ』ではジュリアとエルモが、主人公の女の子の思いや特性をクラスの子たちに表現する手伝いをしながら、本人とクラスメイトが互いを理解するきっかけを作っていく。
またゲストとして、自身も発達障害であることを公表しているタレント・栗原類も出演する。