ケンコー・トキナーは2月9日、単3形乾電池用充電器の新製品「ENEROID(エネロイド)EN20D」を発表した。最大20本の充電池を順番に急速充電できる充電器で、新たにスマホなどの充電に使えるUSB端子とデジタル時計を追加したのが特徴。多くの乾電池を使う家庭やオフィスをターゲットにする。価格はオープンで、予想実売価格は税別1万9000円前後。発売は2月16日。

  • 最大20本の充電池を順番に急速充電できるボックス型の充電器「ENEROID(エネロイド)EN20D」

ENEROID EN20Dは、上部のカバーを開けて充電池を流し込むだけで順番に急速充電できるボックス型の充電器。最大20本の充電池をセットでき、4本ずつ充電する仕組み。特徴的なのが、電気的にプラスとマイナスの極性を判別する機能を持っており、プラスマイナスの方向を合わせる必要がないこと。充電が完了した電池は1本ずつ自動的に下部の容器に保管されるので、充電後の電池を紛失したり、充電前か充電済みかの見分けがつかなくなる心配もない。充電池のリフレッシュ機能も持ち、メモリー効果による電圧低下が防げる。

これらの基本的な機能や装備は2017年8月に発売した従来モデル「EN20B」と同じだが、背面に充電用のUSB端子を3ポート新たに搭載した。2A出力が1ポート、1A出力が2ポートで、スマホやタブレット、デジカメなどの充電に利用できる。前面にデジタル時計を追加し、時刻を容易に確認できるようにした。

  • 上部のカバーを開けて充電池を流し込むと、充電が完了した電池が下部の容器に保管される

  • 背面に、スマホやタブレットなどの充電に利用できるUSB端子を3ポート搭載した

  • 前面には、新たにデジタル時計を搭載した

対応する充電池はニッケル水素充電池とニッカド充電池の単3形タイプ。製品には単4形→単3形の変換アダプターが4本付属するので、これを利用すれば単4形の充電池も充電できる。4本の充電池を充電する時間の目安は、電池容量が1000mAhの場合は約35~40分、2000mAhの場合は約60~80分、2500mAhの場合は約75~100分。

本体サイズはW92×D120×H212mm、重さは約640g(本体のみ)。