成田国際空港は2月8日、国土交通省航空局が推進する2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた先進的な航空保安検査の実現に向け、成田空港第1ターミナル北ウイング4階国際線保安検査場にて、日本国内で初めてCT(Computed Tomography)型機内持込手荷物X線検査装置を試験的に設置し、実際の運用における実証実験を行うことを発表した。
今回の取り組みには、国土交通省、航空会社、保安検査会社、保安検査機器メーカー等のが協力して実施する。CTのテクノロジーを活用し、自動的に爆発物を検知する機能を有するX線検査装置に、自動で手荷物トレイを搬送する機能等を持つ新しいレーンを組み合わせることで、高いレベルの保安検査を実現しつつ、利用者の利便性や検査効率性への効果を検証する。
保安検査機器および実施期間は、Analogic社 ConneCTが2月15日~3月01日、L3社 ClearScanが3月12~26日、IDSS社 DETECT1000が4月9~23日で、実証実験実施時間は各日12~15時を予定している。なお、実施期間は変更する場合がある。