本田技研工業(ホンダ)は8日、世界初の3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載したフラッグシップモデル「レジェンド」をマイナーモデルチェンジし、2月9日に発売すると発表した。内外装デザインを一新し、ハンドリング性能と上質な乗り心地を磨き上げた。
エクステリアデザインは、フロントグリルや前後バンパーを一新し、よりロー&ワイドで力強い印象を際立たせたほか、リアツインフィニッシャーの採用によってスポーティーな走りを予感させるデザインを採用。ヘッドライトとテールランプのデザインを先進性かつ存在感のある印象に仕上げた。
インテリアと装備は上質感と快適性を追求。シート形状を大幅に変更して安心感のあるホールド性と快適性を両立し、インストルメントパネルを中心にシルバー加飾を変更するとともに、内装のカラーバリエーションを追加し、上質な室内空間を実現した。トランクはインテリジェント・パワー・ユニットの小型化によって容量を13リットル拡大しており、パワートランクの採用によって使い勝手も向上させている。
ボディー骨格の接着剤塗布範囲を拡大して剛性感を高め、ダンパー特性などのシャシーセッティングも変更。エンジンと3つのモーターで四輪の駆動力を自在に制御する「SPORT HYBRID SH-AWD」をさらに熟成させ、ハンドリング性能と上質な乗り心地を進化させた。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」には、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)をホンダ車として初搭載。高速道路などの渋滞時や0km/hから約65km/hまでの速度域で、前走車との車間を保ちながら自車の走行車線をキープするようにアクセル・ブレーキ・ステアリングの操作をアシストし、ドライバーの運転負荷を軽減する。「レジェンド」は「Hybrid EX」のみの設定。価格は707万4,000円(税込)。