JR東日本と日本レストランエンタプライズはこのほど、常磐線普通列車グリーン車の車内販売に交通系電子マネーでの決済を導入した。品川～勝田間において、2月3日からサービスを開始している。

  • グリーン車を連結したE531系。常磐線の特快・普通列車などに使用される

交通系電子マネーで決済できるのはビールをはじめアルコール類やソフトドリンク、おつまみなどの車内販売品。従来は現金でしか買えなかったが、今後は「Suica」などで購入できるようになる。なお、車内でのグリーン券の販売はこれまで通り現金決済のみ。

電子マネーの決済には、新開発の汎用スマートフォンを活用した「クラウドPOS型ハンディ端末」を使用。車内販売係員が持つ端末に「Suica」などのICカードをかざすことで決済が完了する。今回は先行導入の位置づけで、今後は常磐線での結果を踏まえ、首都圏の普通列車グリーン車全線への本格的な導入や、端末ソリューションの外販を検討する。