フィッシング対策協議会は2月7日、全国銀行協会をかたるフィッシングサイトについて、注意を呼び掛けた。フィッシングサイトでは、全国銀行協会の支局の人間が高齢者の自宅に伺い、資産を守るとし、そのための手続きに必要なものとして、使っている金融機関の口座番号、パスワードなどを要求する。
全国銀行協会も2月6日に、同社の偽サイトの存在を確認したとして、注意勧告を行っている。偽サイトは、全国銀行協会のWebサイトとそっくりだが、お知らせやトッピックスなどをクリックしても、リンク先には飛べない。全国銀行協会や全国銀行個人信用情報センターが、ユーザーに取引銀行や暗証番号、パスワードを尋ねることはないことを肝に銘じておきたい。
2月7日17時30分現在、フィッシングサイトは稼働中。同協議会では既にサイト閉鎖のための調査を依頼しているが、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあるとして、注意を促す。また、フィッシングサイトで銀行口座番号や口座のパスワードなどを絶対に入力しないよう呼びかけている。