東京都目黒区は2018年度より、十分な広さの園庭の確保が困難な保育園の園児ものびのびと屋外で活動できるよう、徒歩では通えない敷地の広い公園への幼児専用車を用いた送迎事業を実施する。

  • 園児を広い公園へバス送迎!(画像はイメージ)

目黒区内には敷地面積などの問題から十分な広さの園庭を確保するのが困難な保育園が多くあるとのこと。このような保育園では、徒歩圏内にある公園等を利用して屋外活動の機会を確保してきたが、同じ公園を保育園同士で重複しないように調整しながら利用するなどの問題が生じているという。

一方、敷地の広い公園は隣接区との区境にまたがるように周辺部に配置されていて、園児が徒歩で通うことは難しい状況となっていた。

そこで今回の事業では、幼児専用車両のリースと運行管理業務の委託費などに予算640万円余りを計上。まずは1台の運行による実績を踏まえ、平成31年度から本格稼動を目指す。

同区は「子どもたちがのびのびと元気に育ってほしいという願いは、子どもの親だけでなく子どもの育ちを応援するもの皆の願いです。国の補助制度活用に加え、寄附を募るなど事業規模拡大に向けた財源の確保について検討をしていきます」とコメントしている。