ボーイングは現地時間の2月5日、米ワシントン州のレントン工場で開発中の737 MAX 7がロールアウトしたことを発表した。最初の737 MAX 7はレントン工場でシステム点検やエンジンの試運転などを行い、今後数週間の内に飛行試験プログラムを開始する。

  • 737 MAX 7は今後数週間の内に、飛行試験プログラムに移行する

    737 MAX 7は今後数週間の内に、飛行試験プログラムに移行する

MAX 7は737 MAXファミリーの3番目に当たる最も新しい機材。最大172客席の設置が可能で、最大飛行距離は3,850海里と737 MAXファミリーの中で最長距離を誇る。さらに、従来の737-700に比べて座席あたりの燃費は18%削減される。MAX 7はまた、競合機材に当たるA319neoと比べた場合、飛行距離が400海里長く、12人以上の乗客を運び、座席あたりの運行コストは7%低くなる設計となっている。

  • 737 MAX 7は2019年に就航予定

    737 MAX 7は2019年に就航予定

737 MAX 7は2019年に就航予定であり、最初の機材はサウスウエスト航空に引き渡される。737MAXファミリーのMAX 8は2017年に世界中の顧客とサービスを開始し、MAX 9は今後数カ月で納入を開始する。 MAX10は2017年のパリ・エアショーでローンチが発表され、2020年までに就航を予定している。