Appleは7日、新たなアクテビティチャレンジ企画「心臓月間チャレンジ」を、Apple Watchユーザーに向けに「アクティビティ」アプリを通じて一斉送信した。2月8日から2月14日の7日間、連続でエクササイズゴールを達成すると、特別なバッジを獲得できる。

  • 新たなチャレンジ企画「心臓月間チャレンジ」

Apple Watchのチャレンジイベントは、アースデイにあわせた「アースディチャレンジ」、アウトドアでの運動促進と米国国立公園の支援のための「国立公園チャレンジ」に、「謹賀新年チャレンジ」が実施されている。

「心臓月間チャレンジ」は、米国内で推進されている「Heart Month(心臓月間)」にあわせて実施される。2月は心臓の健康について改めて考える啓蒙月間となっているそうだ。通知には「心臓に何かよいことをしてこのバッジを獲得しましょう」と記されており、「アクティビティ」アプリの真ん中の緑のリングを2月8日から2月14日の7日間、連続で閉じると特別なバッジとiOSの「メッセージ」アプリで使えるステッカーを獲得できる。

米国では毎日2,300人が心臓疾患で命を落としていると言われており、日本でも心疾患の総患者数は170万人以上と言われている。WHOなどは一日30分間の運動で死亡率や心臓病などのリスクが大きく下がると報告している。

「アクティビティ」アプリの真ん中の緑のリング、「エクササイズ」のゴールを目指すのに、特別な運動は必要ない。早歩き以上の運動をカウントしてくれるので、通勤通学中にエスカレーターを使わず、階段を利用するくらいでOK。これを一日30分行えば、リングが閉じる。

昨年、Appleは米国で「Apple Heart Study」というApple Watchユーザーの心拍データを集め、心臓機能に異変がある場合は通知するアプリを公開した。スタンフォード大学との共同研究プロジェクトを起ち上げ、Apple Watchユーザーの参加を促している。また、watchOS 4自体にも安静時に高心拍数を何回か感知すると、異常かもしれないと通知してくれる機能を搭載している。

ちょっとした心がけと行動でなんらかの病に罹患する可能性は下げられる。Apple Watchはその支援をしてくれるから、普段、特に運動しなくても、「アクティビティ」アプリを意識するだけで、自身の健康状態も大きく変わってくるはずだ。

  • iPhoneの「アクティビティ」アプリにも通知が届いているはず