野球解説者の野村克也氏が、あす8日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『アウト×デラックス』(毎週木曜23:00~)に、息子の克則氏とともに登場。亡き妻・沙知代さんについて語る。

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    野村克也氏=フジテレビ提供

この収録は1月25日に行われ、野村氏は都内のホテルで「沙知代さんのお別れの会」を執り行ってからスタジオに駆けつけた。収録中、マツコ・デラックスが野村氏のことを心配すると、すかさず「もう、フリーになりましたからね。結婚します?」と誘い、早速ノムさん節がさく裂。山里亮太が「すぐ、マツコさんに結婚します?と言えるなんて、昔、相当遊んでいたんだなって」と驚くも、野村氏は「そのために、プロに入ったんだよ!」と一喝する。

また夫婦関係について「完投、完封すると、ヒーローはピッチャー。キャッチャーは、女房役というでしょ。僕は仕事も女房役、自宅に帰ると剛速球のピッチャーがいて、家庭でも女房役、そういう星に生まれたんだな」とボソリ。去年くらいから、どっちが先に死ぬか沙知代さんとの間で急に話題になっていたと明かし「僕が先に逝くから、あとで整理して来いと言っていたのに、先に逝ってしまった」と、夫人を偲ぶ。

最近「俺は先が短い、すぐ逝くぞ」と弱気な発言をすることが増え、克則氏はそのたびに「王(貞治)さんや長嶋(茂雄)さんも、奧さんを亡くされているけど頑張っているでしょ」と励ましているそうで、野村氏は「サッチーと縁があったからこんなにいい息子と出会えた。息子が救ってくれました」と、普段は照れくさくて面と向かって言えないという感謝の気持ちを伝える。そして、今まで克則氏も知らなかった沙知代さんとのなれ初めも明らかになる。

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    息子の克則氏(左)と克也氏=同

収録後、野村氏は「(沙知代さんが)いなくなって寂しさを感じることが多すぎるね。男は先に死んだ方がいいなぁ。家に帰った時、誰もいないんだもん。家に帰ると誰もいないとイヤなもんですよ。寂しい。男っていうのは勝手なもんで、いなくなってその大切さが分かるんだね。男っていうのは厄介だよ。死ぬまでわからないんだよなぁ。いつも側にいると、それが当たり前になっちゃう」としみじみ。

裏に住んでいるという克則氏は「母親が亡くなってからは、やはり心配で、一緒にご飯を食べたりとか、様子を見に行ったりとか気にしてます。実家の裏に住んでいるのも、以前お袋の方から『実家の庭に家を建てたらどう?』と言われて建てたんです。今思うと、先々見越して言ってくれていたのかなぁと思います。お袋らしいですよ」と感心した。

マツコの大ファンだったという沙知代さんだったが、今回の収録を見たら何と言ってくれるかを聞くと、野村氏は「サッチーはいつも僕に『大丈夫だよ』って言ってくれていたけど、今日の収録も見ていたら『大丈夫だよ』って言ってくれたと思います」と話した。

(C)フジテレビ