「ぜんっぜん寝てくれない!」と、毎晩のように子どもの寝かしつけに苦労しているパパママも多いはず。わが家もそうなので、その気持ちは痛いほどよくわかる。寝るのが遅くなると、翌朝起きないし、眠くて機嫌が悪いし……いいことナシ。
そんなとき、セガトイズの「ドリームスイッチ」(税別1万4,800円)というマシンを使ってみたら、寝かしつけが劇的に変化した。どんな風に変わったのか、体験リポートをお届けしたい。
動く絵本プロジェクター「ドリームスイッチ」って?
セガトイズから昨年11月に発売された「ドリームスイッチ」は、寝室の天井や壁に動く絵本を映し出すことができるプロジェクター。しかも、絵本は子どもたちが大好きなディズニーの物語が30冊分も入っているのだ。
寝かしつけのときに絵本の読み聞かせをしている家庭は多いと思うが、電気を消すと文字が見えなくて困るし、電気をつけていると子どもが寝ないし……なかなか難儀する。その点、この「ドリームスイッチ」は天井に映した絵に合わせて、自動音声で読み聞かせをしてくれるのでラクチン。簡単なリモコン操作だけで読み聞かせができる。
実際に使ってみると……
「でも、寝る前にディズニー絵本の映像なんて流したら、逆に興奮して寝てくれないんじゃ……」と思った人もいるのでは? 正直、筆者もそう思った。実際はどうか……筆者宅の娘(ディズニー大好きな3歳児)に試してみた。
まず、電源をONしてみるとオープニング画面が立ち上がる。リモコンのOKボタンを押すと、パジャマ姿のミッキーマウスが登場。「今日の絵本を選んで!」的な話をしてくれ、次のメニューから好みの絵本を選ぶ。
すると、いよいよ読み聞かせがスタート。かなり落ち着いたトーンとリズムで読み聞かせの音声&BGMが流れてくる。娘は最初こそ「あ、ミッキー!」とか嬉しそうに話していたのだが、物語が進むにつれてお話に集中。
そして物語が終了。すると、またミッキーマウスが出てきて、「ミニーやドナルドたちも寝ちゃった。今日はそろそろ寝よう」的なお話をしてくれ、画面がゆっくりとフェードアウトしていく。おしまい。
娘はどうかというと、最後の画面まで起きていたものの、静かな読み聞かせのおかげで完全に"寝るモード"に入っており、しかもミッキーマウスが「今日は寝よう」と言ってくれたので、すんなり目をつぶってすぐに寝てくれた。10分で寝かしつけ完了。
数日続けてみると、1話で寝ないこともあるのだが、そんなときは続けて「おたのしみ」メニューの「子守歌」を流すと、曲が流れている間に寝てくれる。これでも15~20分程度で寝かしつけが終わる。
今まで1時間以上も寝かしつけに費やす日だって少なくなかったのに、こんなにスムーズに寝てくれるとはかなり驚きだった。しかも「今日は何のお話かな~」なんて言いながら自らベッドに入ってくれるように。これはありがたい。
寝かしつけが楽になるうえ、知育にも効果大!
実はこの「ドリームスイッチ」、知育にも効果的なのだ。脳科学者の教授いわく「睡眠の直前に行う学習や読み聞かせは、子どもの知育の発達に寄与する」とのこと。
同商品は、30冊分の絵本読み聞かせのほか、ディズニーの星座やヒツジ数えといったエンターテイメントコンテンツ、あいうえおやアルファベットを学べる知育コンテンツなど、合計50種類のコンテンツが搭載されているのも魅力。幼児期はもちろんだが、小学生の英語の勉強に使うのもいいかもしれない。
もちろん、すぐに寝るか寝ないかは個人差があるだろうが、うちのディズニー大好き娘には実に効果的だった。ただ、幼児向けのおもちゃに比べると値段が高価なので、なかなか手が出ないパパママも多いかもしれない。でも長い目でみると、子どもが成長しても重宝するものなので、特別なプレゼントをあげたい記念日や入学祝いに買ってあげるのもいいだろう。
(C)Disney
(C)Disney. Based on the “Winnie the Pooh”works by A.A.Milne and E.H.Shepard.
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