映画『坂道のアポロン』(3月10日公開)の完成披露舞台挨拶が5日に都内で行われ、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、中川大志、小松菜奈、真野恵里菜、中村梅雀、三木孝浩監督とともに登場した。
同作は小玉ユキによる同名コミックを実写映画化。フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化され、本格的なジャズサウンドが話題となった。周囲に心を閉ざした転校生・西見薫(知念)が、同級生の川渕千太郎(中川大志)、迎律子(小松菜奈)との交流を通してジャズに目覚めていく。
小松は「撮影は佐世保で春と夏の間くらいの時期に撮ったので、すっごい気持ちよくて、大自然の中でのびのびと撮影してきました」と語る。「本当に毎日毎日楽しくて、この時間が終わってほしくないなと思うような日々でした」と撮影の日々を振り返った。
また「なかなかみんなと同じシーンがなかった」という真野は、「みなさんは1カ月以上泊まり込みでしたけど、私は前乗りで行って撮影して夕方に終わって帰る、というのを繰り返していた」と明かす。現場にどうやって溶け込むか考えていたところに、「お昼休憩の時に、小松さんが『ごはん食べたら、バドミントンしますからね!』と言って、4人でバドミントンさせていただいて」と、小松の誘いに救われた様子。「みんな、朝早くから夜遅くまで連日なのに、お昼休みにこんなに全力でバドミントンするんだ!?」と、驚きを語った。
三木監督も「めっちゃ本気でやってたよね。スマッシュとかしてた」と頷き、知念も「優しいやつ、ないもんね」と激しくバドミントンする様を再現。真野は「そういう活力が作品の中にも生きてるので、そこに入れたのは嬉しかった」と感謝していた。